2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第5話(2月2日放送)ネタバレ&あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!
今回も蔦重は奔走するわよ~!
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:自分の本を作りたい
「嗚呼御江戸」以降も蔦屋重三郎は、吉原細見の情報を更新する「改」(あらため)の仕事を続けていました。
ある日、鱗形屋から蔦重に文が届きます。
そこには、自分の店の抱えの「改」にならないかと書かれていました。
これは鱗形屋の一件があってからというもの蔦重がふてくされていたため、代わりに唐丸が鱗形屋のお使いに行った際に受け取ってきたものなのです。
引き受ければ、吉原で作った摺り物を
鱗形屋の本として市中に売り広めてやるぞ
しかし蔦重は、自分が懸命に本を作ってもその欄木が鱗形屋のものになることを受け入れられません。
俺は自分の店で本を作りたいんだ…!
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:ボロボロの源内
翌日になって蔦重がようやく鱗形屋からの手紙を読んでいると、そこへ平賀源内がボロボロの姿で蔦屋に現れました。
蔦重…たすけてくれ…!
源内先生!どうしたんです?!
源内の顔には殴られた跡、着物もよれよれです。
…とそこへ次郎兵衛がダダダッとすごい勢いでかけてきました。
源内先生?この方が平賀源内なの?!
…まず何か食わしてくれ
行きましょう行きましょう!
唐丸、ちょいと店を頼むよ
次郎兵衛はいそいそと、空腹を訴える源内を、店の向かいのつるべ蕎麦に連れていき、事情を聞きました。
蔦重も仕方なくついていきます。
唐丸が一人になったところへ、例の顔に傷のある怪しい男がやってきます。
そして「おい、いまならいけそうだぜ」と唐丸に話しかけます。
…。。。
男の視線の先には、鍵がさしたままの銭箱がありました。
源内は秩父の鉱山で土地の人々を率いて鉄の精錬を行っていましたが、十年かけても売り物になるような鉄は出来ず、そんな折の作業中に火事が起き、けが人が出た、というのです。
出資者たちは怒り、資金の返還を迫ったといいます。
そして相方の平秩東作が人質に取られ、源内が十日以内に返金しなければ、彼の命はない、というのです。
ちなみにおいくらなんです?お金って
たぶん、千両くらいじゃねぇかな!
源内はこともなげに言いますが、二人はそばをのどに詰まらせそうになります。
千両!!!
返せるわけねぇじゃねぇか!
そもそも返す義理はねぇんだし
山の仕事が一発あたりゃぁ大儲け。
こりゃこういう博打なはなしなんだから
じゃぁ堂々と返さなきゃいいじゃないですか
それが相方が人質に…
あ、そうだよ!
で、お、前さんに助けてもらいに来たんだよ
俺、金なんてありませんよ
チチチと舌を鳴らす源内です。
俺ぁ、鉄を炭に切り替えてぇのよ
源内は、鉄から炭への商売替えを考えていたのです。
鉄の精錬には大量の炭が要るので、作業場にはすでに炭を焼く窟があります。
炭なら確実に売れるうえに、これまでに用意した設備も活用できる、というのです。
ってなわけでさ、誰か炭屋の株売りたい人いない?
吉原でそんな話してる客いねぇか?
源内は、蔦重たちに相談したのでした。
株を買って仲間に入る…
蔦重は源内のこの発想を独り言のようにつぶやくのでした。
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:怪しい男
その翌日、銭箱をかかえた次郎兵衛がしきりに首をひねっています。
唐丸、蔦重、なにか高い本でも買いやがったか?
なんか軽い気がすんだよ
買ってないと思いますけど次郎兵衛さん
なんか買って忘れてません??
うーん、と腕組みをしたままの次郎兵衛には、心当たりが多すぎるようです。
…とそこへ昨日の怪しい男が現れました。
賭博ですっちまって、もういっぺんたのむわ、と唐丸に言います。
…いい加減にしないとお奉行所に言うよ
あんた死罪になるよ
すると男は言い返します。
俺はお前があの日なにしたか知っている、お前ももちろん死罪だし、お前をかくまっていた蔦重も死罪か遠島だ、と。
賭博ですっちまって、もういっぺんたのむわ、と唐丸に言います。
…えっ…蔦重も…?!
唐丸の顔から一気に血の気が引きます。
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:本屋の株は買えない
唐丸にそんなことが起きていようとはつゆ知らず、その後蔦重は源内と、女郎屋、大文字屋の主人の紹介で本所の炭屋を訪ね、店を買い取る交渉を始めました。
大文字屋の紹介のこの主人は、借金を抱えていて店ごと売り払いたい様子です。
けど源内さん、いつもこんなことやってんですか?
儲け話考えて人集めて金集めて。
いちいちてぇへんじゃねぇですか
このように源内は、みずから事業を計画しては、人集め、金集めに走しています。
「自由」に生きるってのは、そうゆうもんでさ。
わがままを通してんだから、きついのはしかた
ねぇよ…!
「わが心のママ」に生きる。
ワガママに生きることを自由に生きるっていうのさ
そう語る源内に刺激を受け、蔦重は自分も本屋の株を買って板元になろうと考えます。
源内の紹介で須原屋(すわらや)という本屋を訪ねた蔦重は意外な話を聞かされました。
本屋の株仲間に入っているのは漢籍等を扱う書物問屋だけで、鱗形屋のように絵草紙や錦絵を扱う地本問屋には株はないのだよ
と言うのです。
つまり、蔦重が株を買って地本問屋になるという道は存在しないということなのです。
落ち込む蔦重に須原屋は、まずはどこかの本屋に奉公に入るのがよいと勧めるのでした。
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:消えた唐丸
次郎兵衛はある日、ふと言い出します。
なんだかよぅ…
知らぬ間に蔦屋の銭箱の金が減っている気がするんだ…
この頃蔦重は、唐丸の態度に不自然なものを感じていました。
一日の仕事を終えて床に入る前、蔦重は唐丸に語りました。
鱗形屋の抱えの「改」になろうかと思う…
働きを認められて、のれん分けをしてもらえたら
約束どおり唐丸を当代一の絵師にするからな
泣き笑いの顔で喜ぶ唐丸に、蔦重が尋ねます。
お前何か隠してねえか?
何もないよ!
しかし唐丸は、こう答えてただ笑って見せただけです。
じゃなんで泣いてんだよ
笑顔の唐丸の目には、涙が光っていました。
蔦重がおかしなこと言うからだよ!
唐丸がそういうなら、無理には聞くまい、と蔦重はそれ以上の詮索はしないことにしました。
そっか。よぉし、じゃぁ休むか!
と布団に入りました。
翌朝、唐丸は姿を消し、店の銭箱も消えていました。
蔦重が必死に唐丸を捜している頃、唐丸は顔に傷のある浪人とある橋の上にいました。
唐丸は、不意打ちで浪人に飛びかかり、浪人とともに冬の川に落ちたのです。
浪人は、過去の秘密で唐丸を脅し、金を盗ませていたのです。
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:源内に感謝
その日、源内は朝早くから田沼邸を訪ね、炭の販売を始めるための資金、五百両を意次に求めました。
5百両を都合しろということか
はい、株と店、それから炭の積み出しが始められるまでのかかりを。
度々のお願い情けない限りですが!
「やめたい」と言っておる者たちを説き伏せることはできるのか?
それは必ず。
なんとしても説き伏せます!
…では、金は千賀道有を通じて流しておく
千賀道有とは、意次の父の時代から親しい医師です。
ありがとうございます!
神様仏様田沼様!!!
面を上げよ源内。礼を言うのはこちらだ
意次は了承し、逆に源内に礼を述べます。
山で稼げれば土地の者たちが金を得られる。
そこに水路の便が開ければ商いが盛んになる。
川筋には宿場もでき、会所も開かれる。
民も潤い、のちにはこちらも運上、冥加が入るようになる。
本来ならばお上が旗を振っても良い話だ。
お前は商人か!などとほざく由緒正しい方々さえおらねばな…
商いが盛んになり民が潤えば、幕府の収入も増えます。
源内は、本来なら幕府がなすべき事業に励み、意次に協力しているのだというのです。
源内がおもむろに口を開きます。
…いっそもう四方八方、国を開いちまいたいですね
国を、開く?
そうすりゃぁ色んなことが手っ取り早く片付きまさぁね。
日の本じゅういろんな港を開いて、誰でも外国と取引できるようになりゃ、みな異人と接する。
あいつら相手にすりゃ、いろんなことがはっきりわかりますよ
いろんなこと?
意次が想像がつかずに聞き返します。
例えば物の値打ちです。
異人あいてに米俵抱えて「それ売ってくれ」って、由緒正しい方々自らやってみりゃいいんですよ。
葡萄の酒1本売ってくれませんから。
やつらが取引してくれるのは金銀銅。
目の当たりにすりゃさすがに目を覚ましてくれるんじゃありませんかね
米なんか後生大事に抱えてたってしかたねぇんだって
源内と意次は話に花が咲き、大いに盛り上がりますが、最後には同時にため息をつきます。
しかし、まぁそうもいかぬな…
えぇ、まことに国を開くなどすれば、あっというまに属国とされて終わりましょう。
この国にはもう戦をおぼえておるものはおらぬしな…
戦国は遠くになりにけり。
しかし今も乱れた世であることには変わりはないのです。
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:唐丸の行方
夜になっても唐丸は戻りませんでした。
あの、ガキを探してんですけど…
蔦重は市中で通行人を捕まえてはこう聞いて探し回りました。
蔦重が店に戻ると奉行所の同心がおり、駿河屋市右衛門と次郎兵衛が応対しているところでした。
同心によると、盗人の一味とされる、顔に傷のある男の水死体が見つかり、胸元に蔦屋の貸本が入っていたというのです。
そいつと思われる客が一度冷やかしに来ました。
その時に持ち帰ったのではないかと。
蔦屋に盗みの手引きをする者がいたのではないかと疑う同心の一人に、次郎兵衛は唐丸の名を出しかけます。
それは唐………
いやいやいやそんな者はしらない!!
蔦重はとっさにごまかしますが、半人前の息子たちに収拾できぬと思い、駿河屋が出てきます。
八丁堀の旦那。吉原はお上に咎人を突き出す役割も担ってます。
そんな輩とかかわりがあるとわかったら私がこいつを突き出しますんで
どうかお任せいただけませんでしょうか
しかし、唐丸は悪党の手先だったという噂が吉原に広まってしまいます。
唐丸はもう、この世にいねぇかもしんねぇ…
蔦重は、心配のあまり花の井に嘆きます。
すると花の井は答えます。
くーん。私は唐丸は親元に帰ったんだと思ってるけどね…!
花の井と蔦重は、真実が分からないときには楽しい空想をすることで、過酷な幼少期を生き抜いてきたのです。
そうだな、…うん、そうだ!
蔦重も花の井にならい、答えます。
いつか唐丸が戻ってきたら、自分が絵師として売り出してやるんだ!
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:一件落着
秩父に戻った源内は炭への商売替えの構想を語って出資者を納得させ、東作は無事に解放されました。
うぅ…
本当に良かったよ~!!!
そして蔦重は板元を目指すべく、鱗形屋に返答したのでした。。
では、うちの抱えの「改」になると?
「細見」の改はもちろん、入銀ものの本、絵草紙、とにかく吉原に人が来るようなものを作っていけたらと考えておりやす
鱗の旦那はほっとしたような表情を浮かべます。
俺ぁおまえさんの才を高く買ってる。
お互いうまくやっていこうぜ
へぇ!一つよろしくお願ぇいたしやす!
べらぼう5話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:怪しい動き
東海道筋のとある本屋で、怪しい動きがありました。
旅姿の承認が1冊の本を手に取っていました。
「新増早引節用集」という本で、つまりは国語辞典のことで、当時の武家では必ず置いておくべき本でした。
この証人は、大阪の柏原屋というものでした。
べらぼう次回放送
次回のべらぼうネタバレ第6話はこちら
【べらぼう6話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!2月9日放送(2025年大河)
べらぼうのネタバレとあらすじ:一覧
2025年2月
【べらぼう 2月】あらすじ一覧
第5話 2/2(日) 蔦に唐丸因果の蔓
第6話 2/9(日) 鱗剥がれた「節用集」
第7話 2/16(日)好機到来「籠の花」
第8話 2/23(日) 逆襲の「金々先生」
2025年3月
【べらぼう 3月】あらすじ一覧
第9話 3/2(日) 玉菊燈籠恋の地獄
第10話 3/9(日) 「青楼美人」の見る夢は
第11話 3/16(日) 富本、仁義の馬面
第12話 3/23(日) 俄なる「明月余情」
第13話 3/30(日)わっちの光(仮)
べらぼう5話:筆者の見解
放送後に記載いたします~!
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