2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第2話(1月12日放送)のネタバレとあらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!
さてさてどうなる~!
べらぼう2話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:吉原細見の「序」
蔦屋重三郎は吉原を立て直すための策を唐丸に語った。目をつけたのは、年に二度発行される吉原細見の「序」の部分です。
細見を使って客を呼ぶの?
このままじゃ河岸は立ち直れねぇ。
けど、親父たちも動いてくんねぇ。
俺一人で何か打てる手があるとすりゃ、これしかねぇと思うんだよ
桶伏せにされても、吉原復活への蔦重の熱意は消えません。
蔦重、まだ懲りてないの?!
仕方ねぇだろ
俺が言っても誰も動いてくんねぇんだから
蔦重って……
やっぱり男前!!
ただし、今後はひそかに事を運ぼうと決めていた蔦重です。
と、そこへ蔦重の義理の兄の次郎兵衛が通りかかります。
男前って何がだい?
蔦重が!
いい塩梅に結えたってことです!
お前、器用だねぇ
じゃ、俺ぁ花の会に行ってくっから!
次郎兵衛がいそいそと出かけていくと、唐丸はニヤリとしました。
ばれないようにやんないとね!
わかってんな、お前
唐丸が細見の話をするのではないかと心配した蔦重でしたが、この相棒は抜け目がありません。
けど、蔦重
細見使って客を呼ぶってどうするの?
たくさん売るってこと?
たくさんも売りてぇが、
これ見たやつがもれなく吉原に来るようにしてぇのよ
蔦重は細見をぺらぺらとめくりながら話します。
これに載っているのは吉原の絵図、引手茶屋、女郎屋、
女郎の名画、芸者の名前、まぁそんなもんだけど
ここの初めにな「序」ってのがあんだよ。
ここはまぁ何書いてもいいんで、ここをうまく使って
「いっちょ吉原に繰り出してみっか!」
って思わせてぇのよ
…けど、蔦重は売ってるだけだよね
作ってるのは本屋さんだよね
あぁ、けどこれ作ってる鱗の旦那とは付き合いはあるし
鱗の旦那とは、江戸で代々続く地本問屋の鱗形屋孫兵衛のことです。
地本問屋とは、江戸で作られた浮世絵などの本を出版販売する版元のことです。
べらぼう2話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:花の井に一目ぼれ
この日、長谷川平蔵が取り巻きを連れて蔦屋を訪れました。
来たぜ
いやぁ、張り込まれましたね!
皆さまずいぶんと男前に!
花の井は「通」な装いに弱いって聞かされちゃぁな
花魁道中でひと目ぼれした花の井との、初めての対面の日です。
さすがは長谷川さま!
いやぁ花の井花魁はなんせ気が強くって
好みじゃねぇ客は容赦なく振りつけますんで
柳会の日は顔合わせ程度で、花魁は口も利かないのが吉原のしきたりです。
ふん、花魁の「張り」ってやつだな
今日は初会にございますから、花魁は一言も口を利かねぇ
しきたりですが、その花魁がひとときでも笑顔を見せれば、
落ちたも同じとお考えになってよろしいかと。
花魁はどうしたら笑顔を見せるんだ
そこは長谷川様のオトコの見せ所で!
お前、幼馴染なんだろ!
何か知ってんだろ!花魁の好みを!
そこは言っちゃぁ私が叱られますんで…と渋った様子を見せていた蔦重でしたが、内心でほくそ笑みつつ切り出します。
長谷川様は立派なお方だ!
花魁が間違いなく落ちるツボをお教えしましょう!
ゴクリ。。
松葉屋での宴席で、花の井は退屈そうにあくびをしていました。
この様子じゃ、とても笑顔など見られそうにはありません。
すると平蔵は盛大に紙花をまき始め、松葉屋が大いに盛り上がるのです。
ほら、みんな受け取れぇ
紙花じゃぁ!
平蔵は蔦重から、花の井は向こう見ずで威勢のいい男が好みだと吹き込まれていたのでした。
確かいちばん深くなったなじみは初会から紙花をまいてみせるようなお方でした…!
蔦重の言葉を真に受けて平蔵は大枚をはたいたのです。
平蔵がちらっと花の井を見ると、花の井は嫣然と微笑んでいます。
ふふ…
花の井がほほえむのを見て、平蔵の胸は高鳴りました。
皆のもの、受け取れ~!!
べらぼう2話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:平賀源内
この頃江戸では「嗽石香」という歯磨き粉が飛ぶように売れていました。
平賀源内が考えた宣伝文句が評判を呼んだのでした。
我ながら、あっぱれ…!
そこで蔦重は、吉原細見を出版する鱗形屋の主人の孫兵衛を訪ね、「序」の執筆を源内に依頼してはどうかと提案するのです。
平賀源内に頼めってぇのか?!
次の細見の「序」を?!
へぇ。俺、吉原に人呼びたくて
蔦重はあわただしく細見を開きながら、続けます。
ここ!ここに平賀源内の序が載りゃ、
間違いなく評判になると思うんです!
そうなりゃ客も来るし、細見も売れるし、
鱗の旦那様にだって悪い話じゃねぇと!
…まぁ、いいぜ。
鱗の旦那様!
ありがた山のトンビがらす!
ただし、おめぇさんが「序」をもらって来れたらだ。
俺は伝手がねぇからな。
おめぇさんが平賀源内にもらってくるんだ!
蔦重は唖然とします。
さすが手練れの地本問屋、役者が一枚上手でありました。
べらぼう2話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:銭内に騙された?
源内を方々捜し歩いた蔦重は、長屋の便所の前である男と再会することとなります。
以前もここで会った炭売りの男です。
男は源内と親しいと言い、連れの若い炭売りとともに吉原で遊ばせてくれれば、源内を紹介してもいいと持ちかけてきたのです。
ふむ…あい分かった…!
半倍半疑ながら蔦重は「食家鉄肉」と名乗る男と連れの小田新之助を吉原に案内することにしました。
銭内は松葉屋で花魁の「瀬川」を指名しましたが、女将のいねは言います。
瀬川ってなぁ、かなり昔の名跡でござんして、不幸があって今はだれも継いでおらず、こちとら商売あがったりでございっますよ、はっはっは
よると瀬川は古い名跡で、今その名を継ぐ者はいないと言います。
「そうか。ここにももう瀬川はいねぇのか」
それなら誰でもいいと銭内は言いました。
……。
その一部始終を、こっそり花の井が見ていました。
芸者やほう間が呼ばれ、松葉屋の女郎のうつせみと、とよしまのもてなしを受けて銭内は楽しげにしていました。
で、銭内さん
源内先生にはいつ頃お会いできますでしょうかねぇ
しかし源内の話題になると、「序」は書いてもらえないのではないかと言い始めるのです。
客を呼ぶ文章を書こうにも、岡場所にはない吉原の魅力があるのかと蔦重に問うのです。
好みの女が必ず見つかります!なんせ三千もいますから!
そう答える蔦重に銭内は言います。
「じゃぁ連れてきてよ。俺にとってのイイ女とやらをさ。そしたら源内先生に会わせてやるよ」
自分好みの天女のような女を連れてくれば源内に会わせると告げました。
べらぼう2話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:歌舞伎の女形の瀬川
どうやら銭内にだまされたと思った蔦重は、松葉屋の主人の半左衛門に宴席の代金は銭内に払わせるよう頼みに行きます。
しかし、それに気づいた花の井に非難され、もめていると、座敷のほうから声が聞こえてきます。
「源内先生!その節はお世話になりまして」
慌てて戻ると、銭内が一人の武士から「源内先生」と呼ばれ、親しげに話していた。
なんだと?!銭内が源内先生!?
悪かったよ。あんまり一生懸命なんでからかってみたくなったんだよ
源内は、銭内と偽って蔦重をからかっていたのです。
ちょっと、これはどういうことですか?!
蔦重に詰め寄られた源内は、「序」を書くのは自分でないほうがいいと言いはじめます。
あのさ、俺、男一筋なのよ
なんと源内は男色一筋と言うのです。
…そうでした。
あぁ、そうだ、平賀源内っていやぁ有名な男色じゃねぇか~
それでもなんとかと蔦重がすがると、源内は言います。
お前さん…改めてみると
イイ男だね
…え!
いいじゃない、いいじゃない、うん
な、お前さん、花魁の恰好しとくれよ
そしたら俺書けんじゃないかなぁ、うん
…と、そこに、男の着物を着た花の井が現れるのです!
おぶしゃれざんすな!(ふざけるな)
べらぼうめ!
花の井は「ここにも瀬川はいないのか」という源内の言葉を耳にし、源内が花魁の瀬川ではなく、先ごろ亡くなった歌舞伎の女形の瀬川菊之丞を想っているのだと察していたのでした。
今夜のわっちは瀬川でありんす
瀬川として一夜を過ごそうとやってきた花の井と源内を残して、蔦重は座敷から立ち去ります。
翌朝、蔦重は花の井から、源内が書いた「序」を受け取りました。
昨夜源内は、生前の菊之丞と過ごしていたときのように舞の稽古をする姿を見せてほしいと花の井に求めたといいます。
瀬川。…ちょいと頼みがあるんだ…
ひとつ、舞っちゃくれねぇか
へぇ、ではお三味線を…
ちゃんとしてなくていいんだ…
菊之丞はね、時々うちで稽古してたんだよ
わたしはそれを眺めるのが好きでねぇ…
花の井は、鼻歌で踊りはじめ、それに合わせて乗ってきた源内の声は震えていました。
そして不意に外に出ていき、戻ってくると「序」を書き上げたというのでした。
なんか…すげぇな、お前…
すげぇわ、花魁って
花の井はふと真剣な顔になって答えます。
…朝顔姐さんのこと、悔しいのはあんただけじゃないから。
吉原をなんとかしたいって思ってんのもあんただけじゃない。
籠の鳥にできることなんて知れてるけど…
あんたは一人じゃない
べらぼう2話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:素晴らしい「序」
序は以下の内容でした。
女衒、女を見るに法あり。一に目、二に鼻筋、三に口、四にはえぎわ、ついで肌は…歯は…となるそうで吉原は女をそりゃ念入りに選びます。
とはいえ、牙あるものは角なく、柳の緑には花なく、知恵のあるは醜く、美しいのに馬鹿あり、静かなものは張りがなく、にぎやかなものはおきゃんだ。
なにもかも揃った女なんて、ま、いない。それどこか、とんでもねぇのもいやがんだ。
骨太に毛むくじゃら、猪首獅子鼻棚尻の虫食い栗。
ところがよ!引け四つ木戸の閉まるころ、これがみな誰かのいいひとってな。摩訶不思議。
世間ってなぁ、まぁ広い。繁盛繁盛、あぁお江戸
それこそ吉原のつぶさを隅々まで観察しないと書けない内容であり、大見世から河岸見世まで、女郎たちをいきいきと書いた見事な内容でした。
まぁ、よく書いてもらえたもんだ
ありがたく使わせてもらわぁ
ようやく手に入れた「序」を鱗形屋に届けた蔦重は、吉原細見の中身を改めてほしいと鱗形屋に求めます。
今の吉原細見は、潰れた見世が黒く塗りつぶされているのが目立ち、いなくなった女郎の名が残ったりしているというのです。
・・・・・・お前さんがやるならいいよ
鱗形屋に言われ、蔦重はまたみずから動きだしました。
鱗の旦那はまた蔦重にタダ働きさせようって魂胆です。
しかしそうと分かっていても蔦重は貸本の仕事で女郎屋を回りながら、最新の情報を集めていったのです。
こうして「細見鳴呼御江戸」が刷り上がることとなりました。
べらぼう2話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:豊千代の誕生
その頃、江戸城内の一橋邸では、一橋治済の嫡男、豊千代の誕生を祝う宴席が開かれていました。
一橋家は田安家、清水家とともに「御三職」と呼ばれ、将軍家の血筋が途絶えそうになった際、後継を差し出す役目を担っているのです。
この日は御三卿の面々と老中たちが招かれていました。
治済が人形師に扮して傀儡人形を操り、老中・田沼意次が黒子を務めるという趣向に場は盛り上がりました。
しかし、田安家当主の田安治察の弟の賢丸が、武家が精進すべきは学問と武芸だと治済を非難して立ち去ったのです。
恥を知れ!
いやしくも吉宗公の血をひくものが傀儡師になろうかですと?!
一橋様、御身に流れる血筋を以下に心得ておられる!
武家が精進すべきは学問、武芸!
遊芸に溺るるまえにわれらにはなすべきことがあるとは思われぬか!
幼少のころから聡明でよく言えば真面目、悪く言えば融通が利かない賢丸です。
老中の松平武元は賢丸に感服したと述べ、年寄りの差し出口だと言いながら意次を批判するようなそぶりを見せるのです。
すると意次は如才なく、武元に平伏してみせました。
田沼主殿頭。右逆将監様の言葉にこそ、感服いたしましてございます!
二人の間には、目に見えない火花がバチバチと散っていたのです。
べらぼう次回放送
次回のべらぼうネタバレ第3話はこちら
【べらぼう3話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!1月19日放送(2025年大河)
べらぼうのネタバレとあらすじ:一覧
2025年1月
【べらぼう 1月】あらすじ一覧
第1話 1/5(日) ありがた山の寒がらす
第2話 1/12(日) 平賀源内の「序文」(仮)
第3話 1/19(日) 一日千本の完成(仮)
第4話 1/26(日) 鱗形屋の企み(仮)
2025年2月
【べらぼう 2月】あらすじ一覧
第5話 2/2(日) 蔦に唐丸因果の蔓
第6話 2/9(日) 鱗剥がれた「節用集」
第7話 2/16(日)好機到来「籠の花」
第8話 2/23(日) 逆襲の「金々先生」
べらぼう2話:筆者の見解
放送後に記載いたします~!
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