NHK大河ドラマ「光る君へ」ネタバレ&あらすじ第45話(11月24日放送)はこちらです!
光る君へネタバレ吹き出し45話:歌の真意
翌日、四納言は、道長が前夜の宴で詠んだ歌をどう受け止めたかを語り合いました。
源俊賢は、栄華を極め何もかも思いのままと謳いあげているのだろう、と述べますが、藤原の公任と行成はこれに異を唱えました。
道長はおごった歌を皆の前で披露するような人となりではない
私もそう思います。
月は后を表しますゆえ、3人の后は望月のように欠けていない、
良い夜だ、ということだと思いました。
この場で源俊賢は、自分の年齢ではこの先、道長の役に立てるとは思えないので、職を辞する決意をしたことを明かしました。
光る君へネタバレ吹き出し45話:敦康親王の死
土御門殿では、彰子の居室に頼通夫妻、敦康親王夫妻が集まりました。
はぁ…
いまだに父の道長の指示を仰がなければ何もできず
怒鳴られてばかりだ…
摂政となった頼通でしたが、愚痴をこぼします。
敦康親王は亡き父、一条天皇からは叱責されたことなど一度もないため、頼通をうらやましいと思いました。
(敦康親王はお幸せそうにございます…)
その場に控えていたまひろには、敦康親王を見て、敦康親王がとても幸せそうに見えました。
しかし、彰子の部屋を去った後、敦康親王は胸の痛みを訴え、この年の暮れに21歳という若さでこの世を去りました。
敦康親王の一生は、道長によって奪われつくした生涯でした。
敦康親王の別当を務めていた行成は頼通に頼みます。
どうか、亡き敦康さまの姫君とお方様を
摂政様の力でお守りくださいませ…
行成…わかったぞ
頼通はこれを聞き入れたのでした。
光る君へネタバレ吹き出し45話:歌への想い
まひろは彰子に頼まれて、滋養になる薬草を道長に届けました。
道長の体が弱っていることを彰子は案じていたのです。
昨年秋の立后のあとにお詠みになった歌は、よいお歌でした。
月が美しかったゆえ、
お前の歌を思い出して俺も詠んでみたのだ…。
道長が言う「まひろの歌」とは彰子が敦成親王を生んだときに道長の前で詠んだ歌のことでした。
めづらしき 光りさしそふ 盃は
もちながらこそ 千代もめぐらめ
中宮という月の光に皇子という新しい光が加わった盃は今宵の望月のすばらしさそのままに、千代にもめぐり続けるでしょう。
そんな思いを込めた歌に、道長は感嘆していたのです。
3人の姫様が后となられ、道長さまにとっては
良き夜だったのでございますね
そう思いたかったのだ…
その後、まひろは源氏物語の続きを書き上げました。
光る君へネタバレ吹き出し45話:立派な太皇太后
1019年の正月、彰子は藤原実資を自分の部屋に呼びました。
皆、高い位を求めるが、実資は、みずから求めたことはないと聞いた。
ならば、そなたに私の年爵を譲ろうと思う。
家の作事に当てるようにいたせ
しかし、実資は彰子の申し出を断ります。
太皇太后さまにおすがりしたように見えてはこの身の恥。
それが私の矜持(きょうじ)にございます。
世の人に似ず、そなたは礼節を知っておるのう
そばに控えてその一部始終を見ていたまひろは、彰子のふるまいに感心していました。
(本当に…彰子さまのご成長ぶりには感銘を受けるわ…)
まひろが入内した頃は、人前で言葉を発することさえままならなかった彰子が、今や立派な太皇太后に成長しているのです。
光る君へネタバレ吹き出し45話:旅に出るまひろ
まひろの娘の賢子は宮仕えをしようと心を決めて、まひろに相談しました。
夫を持ちたいとは全く思わないし、
21にもなって母上を頼りに生きているのも
なんだか情けないゆえ、働こうと思うのです。
それは素晴らしいことだわ
まひろは喜び、彰子に頼んで賢子を自分に代わって家をさせられるような女房にしてもらうと約束しました。
賢子の決心を受けて、まひろは旅に出ようと決め、その思いを家族に伝えます。
物語の中で書いた須磨や明石にいってみとうございます。
それから、亡き夫が務めた大宰府や、
さわさんが亡くなった松浦にも参りとうございます。
そうか…
気をつけてまいれよ…
父の為時もこれを認め、まひろは乙丸を供に、旅に出ることになりました。
光る君へネタバレ吹き出し45話:道中気を付けて
賢子は彰子の女房として、土御門殿で働く事となりました。
まひろは賢子を彰子に引き合わせたあと、道長夫妻にも挨拶に行きました。
まひろが旅に出ることを知ると倫子は驚きます。
まぁ、そうなのでございますね
道中気を付けるように
一方、驚く倫子とは異なり、道長はそれだけ述べました。
光る君へネタバレ吹き出し45話:あなたの子
その後まひろは賢子を自分の局に連れて行き、「源氏の物語」とその続編である「宇治の物語」の原稿を託しました。
これを読んで、どう思ったか
帰ってきたら聞かせておくれ
するとそこへ道長が現れました。
…では、私は失礼します…
まひろは賢子を帰らせたあと、道長と二人で会話をします。
行かないでくれ
これ以上、手に入らないお方のそばにいる意味は
何なのでございましょう…
まひろにそう問われると、道長は返答ができません。
道長様にはどんなに感謝申し上げてもしきれないと思っております。
されど、ここらで違う人生も歩んでみたくなったのでございます。
私は去りますが賢子がおります。
…賢子はあなた様の子でございます…!
なんと…?!
まひろはここにきて初めてその事実を明かしたのです。
光る君へネタバレ吹き出し45話:俺の子
まひろは旅立ち、女房となった賢子は「越後弁」という名が与えられました。
賢子が…俺の子であると…?!
道長はひそかに賢子の様子を見守り、娘のために何もせずに来たことへの罪悪感を感じていました。
光る君へネタバレ吹き出し45話:道長の出家
その後も道長は体調が思わしくなく、倫子に出家の決意を語ります。
頼通を独り立ちさせるためにもそれがよいと思う
体も衰えた。休みたい…
しかし倫子は反対します。
お休みになりたければ、私のもとで、
現世でお休みくださいませ!
…気持ちは変わらぬ
藤式部がいなくなったからですの?
…なにをいっておる
彰子にも出家の意向を伝えると言い、道長はその場を足早に去りました。
光る君へネタバレ吹き出し45話:彰子への報告
道長は彰子に自分の出家後は、頼通を支えてほしいことを頼みました。
兄二人が早世し、思いもよらぬ成り行きで政の頂に立つことになってしまいましたが…
そもそもわたしは政に向いてなかったのではないかと思います…
疲れました…
そうですか…
寺に入るわけではないので、何かあればいつでも呼んでくれ
1019年3月、道長は出家します。
光る君へネタバレ吹き出し45話:赤染衛門の大役
倫子は赤染衛門に頼みます。
殿の栄華を物語として書き記してほしいの。
枕草子が皇后、定子さまのお姿をキラキラと書いたように、殿のすばらしさを、輝かしき物語にしてほしいのよ
それは…!感激にございます
大役を任された赤染衛門は感激して引き受けました。
光る君へネタバレ吹き出し45話:頼通への叱責
このころになっても頼通はことあるごとに道長の指示を仰ぎに来ていました。
顕光殿に左大臣をやめていただきたいのですが
どうしたらよいのでしょうか…
顕光は帝の前で居眠りをする、的外れなことに固執して陣定を長引かせるなど、失態が続いていると言います。
道長はアドバイスします。
公卿たちの前で顕光を非難すればよい
そのようなこと、私には…
それが政だ。
そのくらいできなければ、何も出来ぬ。
お前は摂政だぞ、肝を据えろ!
頼りない息子に道長は、声を荒げたのでした。
光る君へネタバレ45話(11月24日放送)吹き出しあらすじ最終回まで:一覧
次の光る君へネタバレ46話はこちら
光る君へネタバレ46話(12月1日放送)吹き出しあらすじ最終回まで!
光る君へネタバレ45話の筆者の見解&感想
彰子と実資(さねすけ)くん
実資くんの立派さと、彰子さまの懐の深さが実感できるシーンです。
そしてそれを感動しながら見つめるまひろ。
権力やプライドに左右されず、自分自身の意思を貫いて生きることのカッコよさ、みたいなものを筆者は感じました。
え!俺の子?!
なぜ今まで気づかなかったのか…
ようやくここにきて道長くんが賢子が自分とまひろの子であることに気づきます。(気づくというか、教えてもらう)
筆者としては、賢子自身にも、本当の父親が誰であるかを知ってほしいような気もしますし、一方で知ってほしくないような気もします…。
頼りない頼通くん
道長パパが政治の第一線から退いた後も、頼通くんはお父さんを頼りっきりです。
まぁ、年上のえらい先輩公卿たちの前では、委縮してしまう気持ちもわかりますが…。。
彼は果たして立派に成長ができるのでしょうか?!
藤原 頼通(ふじわらのよりみち)
道長の嫡男。権力者の父のもと、若くして出世していく。しかし政治に興味がなく、父には尊敬と反発の複雑な思いを抱き続ける。のちに宇治に平等院を造営する。
光る君へ 12月一覧(46~48話)
第46話 12/1(日) まひろの旅(仮)NEW
第47話 12/8(日) まひろの帰還(仮)NEW
第48話 12/15(日) 最終回!道長とまひろの旅立ちNEW
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