2024年4月30日に、日本を代表するデザイナーの桂由美さんが亡くなられていることが判明しました。
桂由美さんは世界的なデザイナーであり、日本にウェディングドレスを普及させた先駆者でいらっしゃいます。
そして桂由美さんと言えば、トレードマークは大きくておしゃれなターバンですね。
こちらの記事では、桂由美さんのご冥福をお祈りしつつ、桂由美さんが最初にデザインしたウェディングドレスのコレクションについてや、なぜトレードマークがターバンなのか、についてを調べていきたいと思います。
桂由美プロフィール
氏名:桂由美(かつら ゆみ)
生年月日:1930年4月24日
死没:2024年4月26日(94歳没)
出身:東京都
今から約60年前、結婚式でウェディングドレスを着る花嫁は3%だったそうです。
「婚礼」イコール「和装」が中心の時代で、ウェディングドレスを着る人どころか、働く女性さえも珍しかった時代だったそうです。
そのような時代背景の中、ウェディングドレスの普及に努めた桂由美さん。
1964年。東京でオリンピックが開催された年、赤坂で日本初のウェディングドレス専門店をオープンされました。
桂由美が一番最初にデザインしたウェディングドレスのコレクション【画像】
こちらが1965年に桂由美さんが開催した日本初のブライダルファッションショーの画像です。
桂由美さんの一番最初のコレクションは「7つの個性をデザインする」というタイトルでした。
タイトルの通り、7つそれぞれ個性にあふれていて、そのどれもが日本初のコレクションとは思えないほどに洗練された美しいデザインのドレスです。
桂由美さんはこのようにおっしゃっています。
私の一番最初のコレクションのタイトルは『7つの個性をデザインする』というものでした。
ワンパターンで、誰もが同じドレスではつまらない。
個性に合わせてドレスを選び、あなたらしい結婚式をやりましょうよ、と
52年間ずっと訴え続けてきたのです。
ようやくここ10年ほどで、その個性というものが一気に解放されたように感じますね
桂由美はなぜいつもターバンをしている?ターバンの謎
桂由美さんと言えば、トレードマークのターバンがパッと思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
桂由美さんがなぜターバンをされているのか、調べてみました。
頭に巻いた派手なターバンのこのスタイルは30年間以上も貫き、所有しているターバンの数はなんと130個以上とのこと。
そこまでこだわる理由は、亡くなられた夫からの遺言だからだということです。
桂由美さんは、ターバンがトレードマークとなったいきさつについて、このように語られています。
うちの主人が黒柳徹子さんをすごく尊敬していました。
あるとき、夫がこう言いました。
「黒柳徹子さんはタマネギ頭がトレードマークになっている。君も髪形を決めて、誰が見ても桂由美だとわかるようにしたら?」
いいアドバイスですよね。
そこで思いついたのが、ターバンです。帽子デザイナーの第一人者だった平田暁夫さんにお願いしてターバンをデザインしてもらい、以降、トレードマークにしました。
ご主人との思い出でもあるターバンのストーリーはなんて素敵なんでしょう。
それにしても130個ものターバンをお持ちとは…!
桂由美さんのターバンコレクションを見てみたいと思ってしまいますね。
ターバンと一口に言っても、カチューシャタイプなどがあったり、今では様々なデザインが市販されていますね。
ターバン1枚でとてもおしゃれに見えるので、普段使いとしてもおすすめです。
桂由美が一番最初にデザインしたウェディングドレスのコレクションは?なぜターバン? まとめ
桂由美さんが一番最初に手掛けたウェディングドレスのコレクションや、トレードマークのターバンの謎を記事に記載しました。
日本を代表する、まさに時代を切り開いてこられたブライダルファッションデザイナーの桂由美さん。
桂由美さんの手がけた作品たちは、これからも私たちに感動を与え続けてくれることでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
桂由美さんのご冥福をお祈りいたします。