2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第30話(8月3日放送)ネタバレ&あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!

三つ目よ…!
べらぼう全話を吹き出し形式で読みやすくご紹介しています!

べらぼう30話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:定信と治済の企み
白河松平家の松平定信(幼名・賢丸)は一橋治済からの文で、

公儀の政に関わる気はないか
と誘いを受ける。
定信は

江戸の一橋邸を訪れ、政に関わるには家格が足りない
と返答し、加えて、

実は、養母の宝蓮院の体調が思わしくないのだ…
と述べた。
定信の生家である田安徳川家は跡継ぎがなく、宝蓮院が亡くなれば取り漬しとなる。
治済は、

自分の実子で次期将軍の徳川家斉の世には
必ず田安家を復活させてみせよう
と請け合った。

よし、分かった…!
これを条件に定信は政の席に加わることを決める。
その後宝蓮院は大奥総取締・高岳を通して、田安家の取り潰しと引き換えに、白河松平家の家格を上げてほしいと田沼意次に求め、認められた。
べらぼう30話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:人まね歌麿
その頃蔦屋は、黄表紙の流行により、日本橋開店以来のにぎわいを見せていた。
蔦重は次の一手として、入銀による狂歌絵本を作ろうとしていた。
入銀金一分で、北尾重政の絵本に、人気狂歌師たちと並んで自分の狂歌を載せられる
と呼びかけようというのだ。
この話を重政に持ちかけると、重政は蔦重に、歌麿に絵を描かせることを勧めた。

近頃、噂になってきてるよ、人まね歌麿って
天明六(一七八六)年初め、蔦重は二冊の狂歌絵本を完成させた。
一方は重政が描き、もう一方は歌麿が重政そっくりの絵を描いていた。
べらぼう30話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:打倒意次
その頃江戸城では、定信が老中たちとともに溜間に並ぶこととなった。
溜間は幕臣に与えられる最高の席であり、定信は老中たちとともに政務に参画できる立場を得たのだ。

では意次よ…
早速定信はこの場で、天敵と見なす田沼意次を長時間にわたって質問攻めにした。
さらに定倡は江戸の白河上屋敷で松平信明ら反田沼派の大名、旗本たちと会合を開き、派閥を結成していった。
この通称「黒ごまむすびの会」で、定信は信明から、人事に影響力を持つ大奥を味方につけることが重要だと言われる。
これを受けて定信は、亡き徳川家基の母・知保の方を訪ね、

大奥のことを教えてほしいのだ
と頼んだ。

なんと……
知保の方はすでに大奥を追われ、世捨て人のように暮らしていたが、定信が田沼を追い落とすために来たのだと告げると、その目に光が戻った。
べらぼう30話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:歌麿の苦悩
蔦重は歌麿に、人まねではない自分の絵を描くことを勧める。
名が広まった今こそが好機だと言って励ます。
歌麿は尻込みするが、絵で世間を喜ばせるのが絵師の務めだと蔦重に説き伏せられ、受け入れた。
ならば何を描くかと話すうちに蔦重は、春画はどうかと思いついた。

名のある絵師ってなぁ、大抵おもしれえ枕絵を残してる。表じゃ流さない分、好き勝手やれるし。枕絵から名を成した絵師も多いって言うし
歌麿は

やるよ
と答え、蔦重は参考にと、書物問屋・須原屋市兵衛所有の枕絵を借りてきた。
それ以来、歌麿は自室に籠もって枕絵に取り組んだ。
部屋に食事を届けても歌麿はほとんど手をつけない。
蔦重はそれが気がかりだったが、真剣に取り組んでいるためだと思おうとしていた。
そんな中、歌麿は不意に荷物を抱えて出かけていく。
蔦重は、こっそりとあとをつけた。
歌麿が向かった先は廃れた神社だった。
荷をほどき、中身を捨てようとしていると、社殿から無頼風の男が現れ、その奥に女の姿が見えた。

おい、大事ねぇか?
こちらを見た女の顔が、歌麿には亡き母親に見えた。
歌麿は、母が男に暴力を振るわれたと思い込み、絶叫する。
辺りに、捨てようとしていた大量の紙が散らばった。
どれも、描きかけた絵が墨で真っ黒に塗りつぶされていた。
あとを追ってきた蔦重が目にしたのは、無頼風の男を石で殴りつける歌麿の姿だった。
蔦重が必死で止めると、歌麿は男に向かって叫ぶ。

女、殴ってたろ!
殴ってねえよ!
そこに、女が出てきた。
確かに殴られた様子はなく、散らばった紙を拾い集めて歌麿に渡し、去っていった。
蔦重は男にわびて、薬代にと金を渡した。
べらぼう30話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:過去の苦しい記憶
蔦重と二人になってなんとか落ち着くと、歌麿は、「自分ならでは」の絵を描こうとするたびに、母と、母の情夫だったヤスの幻影に苦しめられていたことを打ち明ける。

すまねぇ、蔦重。いらねぇよな。人まね歌麿で終わる俺なんて

んなこたねぇって何べんも言ってんだろ。お前が名のある絵師になんなくてもかまわねぇって。それはそれで悪かないさ
べらぼう30話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:三つ目と石燕先生
蔦屋に戻ると、一人の老人が訪ねてきていた。
幼い頃の歌麿に絵を教えた、絵師の鳥山石燕だ。
「人まね歌麿」
の評判を知って会いに来たのだ。

やはり歌麿は三つ目であったか!!
妖怪画で知られる石燕は歌麿を「三つ目」と呼んでいた。
歌麿は再会に感動し、涙している。
蔦重は石燕に、歌麿が黒く塗りつぶしてしまった絵を見せた。

先生はこの絵をどう思われます

妖(あやかし)が塗り込められておる。
そやつらはここから出してくれ出してくれとうめいておる。
三つ目、なぜ、かように迷う。
見える奴が描かなきゃ、それは誰にも見えぬまま消えてしまうだろ?
その目にしか見えぬものを現してやるのは絵師に生まれついた者の務めじゃ
その言葉に動かされた歌麿は、土下座して石燕に頼み込む。

弟子にしてくだせぇ!俺、俺の絵を描きてぇんです。俺をおそばに置いてくだせぇ!
こうして歌麿は蔦重のもとを離れ、石燕の庵で暮らすこととなった。
べらぼう30話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:貸金会所令
この年の夏、公儀は、のちの世に言う貸金会所令を布告した。
これは、全国の寺社や百姓、町人たちから、その規模や石高、家屋敷の間口の広さに応じて決まった額の金を集め、幕府が設けた貸金会所に納めたうえで、それを大名たちに貸しつけるという制度だ。
集めた金は、のちに一定の利息を乗せて金を出した者たちに返すこととし、公儀の御金蔵にも利息の一部が納められる。
幕府の財政運題により公様から大名への貸し付けである拝借金が行えなくなったことへの代案であり、意次が、
「広く安く入銀を募って狂歌本を作る」
という蔦重の手法から着想を得て作り上げた。
しかし大名たちは、このような時期に金を集めれば一揆が起こりかねない、なぜ自分たちが取り立てた金を公儀に納めたうえで借りなければならないのかと激しく反発した。
べらぼう次回放送
次回のべらぼうネタバレ第31話はこちら

べらぼうのネタバレとあらすじ:一覧
2025年8月

【べらぼう 8月】あらすじ一覧
第30話 8/3 (日) 三つ目と石燕先生(仮)
第31話 8/10(日) 家治の最後(仮)
第32話 8/17(日) 大奥からの提言(仮)
第33話 8/24(日) 失脚(仮)
第34話 8/31(日) 不屈の蔦重(仮)
2025年9月

【べらぼう 9月】あらすじ一覧
第35話 9/7 (日)
第36話 9/14(日)
第37話 9/21(日)
第38話 9/28(日)
べらぼう30話:筆者の見解

放送後に記載いたします~!
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