2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第27話(7月13日放送)ネタバレ&あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!

誰袖のやつ…やっと幸せになれると思ったのに…
べらぼう全話を吹き出し形式で読みやすくご紹介しています!

べらぼう27話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:田沼の企み?
天明四(一七八四)年が明けた。
松前家当主・松前道廣と弟の松前廣年は、島津家当主・島津重豪とともに一橋治済を訪ね、幕府による蝦夷地の上知(あげち)※を取りやめさせてほしいと頼んだ。

不快だな…
治済は、田沼意次らがそのようなことを企てていると初めて知り、つぶやいた。
べらぼう27話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:狩りでの誤解
田沼屋敷に一人の老人が現れ、系図を返せと意次に迫る。
老人は江戸城番士・佐野政言の父・佐野政豊だ。
続いて政言も駆けつけ、意次にわびた。

もうろくしておりますゆえ、何とぞお慈悲を
政言は以前、田沼屋敷に佐野家の系図を持参し、田沼家はもともと佐野家の家来筋だと語り、系図を好きに書き換えてかまわないので自分を引き立ててほしいと頼み込んでいた。

そなたがあの…
意次はそれを田沼意知から伝え聞いたのだが、そのときひどく気が立っていたため系図を池に捨ててしまい、政言の引き立ての件も忘れていた。

(すっかり忘れておったわ…)
意知は改めて政言への配慮を意次に頼む。

改めまして、何卒お頼み申します…
意次は、先頃若年寄※に抜擢された意知に、

自分で引き立てよ
と命じた。

分かりました、父上。
これを受けて意知は政言に、将軍・徳川家治の狩りの供をする機会を与える。
ところがこの狩りの場で問題が起きた。

確かに、わたくしが仕留めたのであります…
政言は褒賞の場で、雁を射たと主張したが、しとめたはずの雁は意知らが林の中を探しても見つからない。

なんたることだ…
狩りに参加していた者たちは政言を非難し、将軍の目に留まろうと意気込んでいた政言は落胆する。
べらぼう27話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:陰謀
その後、佐野家を一人の武士が訪ねてきた。
武土は名を名乗らず、佐野の矢で射られた雁を見せた。
武士は、この雁を見つけた意知が木の淵に隠すのを目にしたと言う。
それでも政言は、

意知殿がそのような不正をするはずがない
と答えた。
べらぼう27話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:いよいよ?
意知は大文字屋に誰袖を訪ね、米の値下げの件はめどがついたと話す。

では、いよいよ、身請けにござりんすか!

そういきたいところだ
ところがその後も米の値は下がらなかった。
誰でも米の売買ができるとするお触れが出されると、裕福な商人たちが米を買い占め、大儲けするという事態を招いた。
意次はまたもや紀州の徳川治貞に叱責された。
江戸の町では、米の高騰は商人たちを儲けさせようとする意次の悪だくみだと噂された。

何たる事態だ…
意知が吉原に出入りしているという話も広まり、今や田沼家は悪の権化のように見なされている。
江戸市中には食い詰めた流民が諸国から集まり、その者たちでお救い小屋があふれかえった。
べらぼう27話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:続く不景気
不景気の影響で、蔦重が正月に売り出した『歳旦狂歌集」は売れなかった。
蔦重を訪ねてきた大文字屋の主・市兵衛は、

米の商いで儲けた連中は吉原で派手に金を使っているが、食うに困って女郎になろうとする者は増えている…
と言う。
米の値が下がらないのだから、意知が誰袖を身請けする話は流れるのではないかと大文字屋は考えていた。
大文字屋と蔦重の話を耳にしたていは、

米の値を下げるために日本橋一同で知恵を絞ってはどうでしょうか
と蔦重に勧めた。

うまくいけば誰袖の身請けがかない、田沼家の評判も持ち直すでしょう。市中には景気が戻り、流民たちにも施しが行き渡って
よいこと尽くしでは?
というのだ。
蔦重は早速日本橋の旦那衆に話を持ちかけ、皆で練り上げた策を田沼家に献策に行った。
日本橋で考え出された策は
「公儀が米を仕入れ、それを仕入れ値で民に売ることで米の値を下げる」
というものだった。
これを聞いた意知は、武家が商売をするなどありえないと言うが、蔦重は、

これは商いではなく政なんでさ!
と言い切った。
意知が

ひとまず自分が預かることとする
と言うと、蔦重は平伏し、

なんとか誰袖を身請けしてほしいんでさ…
と頼む。

身請けがならぬかぎり女郎は日々身を売らねばなりません。
それは日々命を削ることにほかなりません
すると意知は、

誰袖の件はすでに手を打っておる
と答える。

いつまでも待たせておくのは忍びないので、土山宗次郎の名で誰袖を身請けするよう手配した
というのだ。
表向き誰袖は土山の妾ということになるが、互いに想い合う二人は、心おきなく会えるようになればそれでよかった。
意知の決断に感激した蔦重は、

今後蝦夷の件でできることがあれば申しつけてくだせぇ
と述べる。
べらぼう27話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:意知の提案
その後、意知は、老中と若年寄による評定に出た。
その席で、意次と親しい老中格の水野忠友から、大坂の奉行所が悪質な米問屋らを投獄し、二十万石の米を召し上げたと報告があった。
意知は、

その米を公儀が安く買い上げ、買値で市中に払い下げてはいかがか
と提案する。

飢えに苦しむ民を救い、世を救うための政とお考えいただけぬでしょうか!
べらぼう27話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:悲しみと怒り
天明四(一七八四)年春。
佐野家の庭には五代将軍・徳川細吉から賜った桜の木がある。
毎年見事な花を咲かせる大木は佐野家の家宝だが、なぜか今年は花をつけない。
政豊は、お前が枯らしたのだと政言を責めたてた。
そこに、以前雁を届けに来た男が再び現れる。
佐野殿、田沼の桜はご存じで?
意次が神社に寄進した桜が見事な花を咲かせ、田沼の桜と呼ばれて人々にめでられていると言う。
あれは元は佐野殿の桜ではございませぬか?
確かに政言は庭の木を一本意次に贈っていた。
意次がそれを受け取らず、神社に寄進したことを初めて知り、政言は傷つく。

…寄付…なされたと…?!
政言は神社に桜を見に行った。
屋敷に帰ると、父が錆びた刀で庭の桜に斬りかかっていた。
咲けー!咲けええええええええええ!
政言が先日江戸城で意次・意知親子を見かけた際、二人は楽しげに語り合っていた。
父と自分の悲惨な状況と比べずにはおれず、政言は思わず涙する。

…く…おのれ…田沼……
その悲しみは怒りへと変わり、政言はその晩、父の錆びた刀を研ぎ続けた。
べらぼう27話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:暗雲
大坂の買い占め米のうちおよそ六万石を公儀が買い取ることに決まった。
意知の必死の説得が公儀を動かしたのだ。
その後、吉原では、武家の女性の衣服を身につけた誰袖が、大文字屋を去ろうとしていた。
そこに蔦重が現れ、誰袖と意知が出会った場面を描いた絵を手渡す。

歌(歌麿)に描いてもらったんだ

今までありがとうござりんした
迎えが来て、誰袖は大文字屋と遣り手・志げに見送られて吉原をあとにする。
日本橋に戻る蔦重も同行し、誰袖に尋ねた。

今日は雲助様に会えるのか?

んふ。今宵は二人、花の下で月を見ようと
その頃江戸城では、父の刀を手にした政言が意知に襲いかかっていた。
べらぼう次回放送
次回のべらぼうネタバレ第28話はこちら

べらぼうのネタバレとあらすじ:一覧
2025年7月

【べらぼう 7月】あらすじ一覧
第26話 7/6 (日) 米高騰と本当の夫婦(仮)
第27話 7/13(日) 佐野の悲しみと怒り(仮)
第28話 7/20(日) 志は生き続ける(仮)
第29話 7/27(日) 自分にできる仇討ち(仮)
べらぼう27話:筆者の見解

放送後に記載いたします~!
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