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【べらぼう18話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!5月11日放送(2025年大河)

【べらぼう18話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!5月4日放送(2025年大河) るるプレス
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2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第18話(5月11日放送)ネタバレ&あらすじ読みやすい吹き出し形式で記載します!

蔦重

まだまだ行くぜ~!

べらぼう全話を吹き出し形式で読みやすくご紹介しています!

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目次

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:居続けで釣る!

北川豊章は無類の博打好きで、たいてい賭場でつかまるらしい。

そんな噂を聞いた蔦重はツテを頼り、昨夜、豊章が出入りしているという賭場に足を運んでみた。

もしやと期待を抱いていたのだがしそこで教えてもらった北川豊章は、五十がらみの武家崩れの男だった。

蔦重

見込み違いだったのか…

モヤモヤしていると、

朋誠堂 喜三二 (平沢)

蔦重~。きた山だよー

と誠堂喜三ニがやってきた。

蔦重

お!待ってたまぁさん、そら来たホイ!

頭を切り替え、さっそく仕事の交渉に入る。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

十作?

蔦重

へえ、次の青本はそのくれえ出したいんで、お願えしやす

朋誠堂 喜三二 (平沢)

…いや、いやいやいや!いくらなんでも無理よ!一人で十作なんて

蔦重

できれば今年を上回る数出してぇんですよ

朋誠堂 喜三二 (平沢)

ほかの人にも頼んでよ!まえ来てたのいただろ!

蔦重

あんなに苦労すんならもう嫌だって断られちまったんですよ。お願えしますよ~

朋誠堂 喜三二 (平沢)

お願いされても無理なもんは無理よ!

喜三二は心底嫌そうに口をへの字に曲げた。

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この反応は想定内。ここからは板元の差配次第、喜三二先生の取り扱いは心得ている。

蔦重

......じゃあ何作ならいけますか?

朋誠堂 喜三二 (平沢)

三作くらいかね

蔦重

ひょっとしたら、『居続け』ならもう少し書けたりしません?

朋誠堂 喜三二 (平沢)

居続け?

喜三二がゴクリと唾を呑む。

「居続け」とは女郎屋から帰らず連泊することで、吉原では基本的にはルール違反だが、限られた上客には許される、そんな特別なサービスでもある。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

居続け、させてもらえるってこと?

喜三二の顔を見ればすでに落ちたも同然、蔦重はトドメの一発を放つ。

蔦重

さらに一作ごとに女郎屋が変えられるってぇのはどうです?
まずは松葉屋、その先は、扇、大文字…

朋誠堂 喜三二 (平沢)

まあさん、十作、書けます!

実に良い笑顔で答えた喜三二であった。

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べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:払えんのかい?

女郎屋りつ

あんた、あれ払えんのかい?

店を手伝いながら、りつが言う。

蔦重

まあさんで稼ぐ分をまんま突っ込むような具合ですかね

喜三二は松葉屋の松の井花魁のところに居続けしている。

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禿が団扇で風を送り、松の井がところてんなど食べさせてやって、至れり尽くせりの執筆環境のようだ。

女郎屋りつ

そこまでして出す意味あんのかい?青本って

蔦重

正月の縁起物ですからね。そこで面白えもん出せば名が売れますし

青本は毎年正月に刊行される、江戸っ子の年初めの楽しみの一つなのだ。

蔦重は、先ほどから不自然な格好で蕎麦を食べている次郎兵衛を怪訝そうに見た。

蔦重

それ、さっきから何やってんです?

平織の中から「へへへ」と声がする。

蔦重が羽織を剥ぎ取ると、果たして次郎兵衛の背中に半次郎がおぶさるようにくっついていた。

次郎兵衛(蔦重の義理の兄)

蕎麦!二人羽織!

次の「俄」でなぁ。ウチでも催しをやれって

と半次郎が日で町役をしているりつを指します。

女郎屋りつ

盛り上がりそうだろ?二人別織で蕎麦の早食いくらべ

蔦重

くだんねぇ…

笑いながら、蔦重の脳裏にパッと浮かんだ光景があった。

豊章が二人羽織で絵を描いている。

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織からのぞいている手は子供の手だ。

蔦重

....まさか

賭場から後をつけてきた蔦重は、豊章が去ったのを見届けると、長屋の戸を叩いた。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:唐丸?

中から「はいはい」と若い男の声。

聞き覚えがないのは、声変わりをしたせいだろう。

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戸が開く。器量良しの若者は、蔦重の顔を見て思わず一歩、後ずさった。

蔦重

唐丸、だよな

愛らしかった少年の頃の面影が、どこか憂いを含んだ目元に残っている。

蔦重

唐丸だよな!背え伸びたなあ。もう、唐丸って歳でもねぇか

歌麿(唐丸)

......あの、どなた様で?

蔦重

もういいよ、何も覚えてないふり

歌麿(唐丸)

覚えてないふりって、何言ってんです?

蔦重

何言ってんですって、お前

押し問答をしていると、どこぞの尼さんがやってきた。

蔦重

あ、すいません。馴染みが来ちまったんで

尼さんは艶っぽく微笑みながら中に入っていった。

蔦重の前で戸がピシャリと閉められる。

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仏教の真理を広めにきたとは思えない。

馴染みというからには、まあそういうことなのだろう

蔦重

…唐丸、だよな

蔦重はだんだん確倡が持てなくなってきた。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:あの時の絵

いったいなんの悟りを開いたんだか、翌朝早く尼さんは満足げに帰っていった。a

あどけない姿で戸口から見送っていた若者は、ふと地面に落ちている絵に気づいた。

絵を拾い上げ、

歌麿(唐丸)

これ、あの時のか…

と呟く。

蔦重

あの時ってどの時だよ

物陰から蔦重が現れた。

なんとか尻尾を掴んでやろうと一晩じゅう外に潜んでいたのである。

蔦重

今、あの時って言ったよな!な!

絵は最初の「雛形若菜」の一枚で、あの時、田湖龍斎の絵を完璧に模写した唐丸なら気づくだろうと蔦重がわざと置いておいたのだ。

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歌麿(唐丸)

あ、そちらさんのものですか?落ちてましたよ

しらばっくれて蔦重に絵を差し出す。そっちがその気ならー。

蔦重

…ま、いいや、ちょいと上がらせてもらうぜ

蔦重は勝手に中に上がり込んだ。

部屋の中を見回すと、机の上に絵を描く道具がずらりと並んでいる。

蕎麦の二人織ならぬ、浮世絵の二人羽織だ。

蔦重

やっぱり豊章の中身はお前だったんだな

歌麿(唐丸)

俺の道具じゃねぇですよ

蔦重

嘘つけ

墨で汚れている手や爪が何よりの証拠である。

歌麿(唐丸)

さっきの馴染みに字、習ってるもんで

蔦重

悪いけど、俺や見てたんだよ。豊章は来る時は持ってなかった包み持って出てった。ありゃお前の描いた絵だろ

歌麿(唐丸)

………

蔦重

お前、何があったんだよ。話してくれよ。俺やお前の力になりてぇんだよ…

歌麿(唐丸)

なんの話をされてんだか分かんねぇですけど、俺や好きでこうしてるんで

蔦重

好きってお前、身を売るような暮らしがか?

歌麿(唐丸)

どこのどなたか知りませんが、旦那の物差しで俺をはからねぇでくだせぇよ。俺やこの暮らしが居心地いいんですよ

あくまで他人のふりを貫く。

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蔦重は説得の方向を変えることにした。

蔦重

…お前、ウチで仕事しねぇ?あいつには内緒で

歌麿(唐丸)

やりません

蔦重

礼金も弾むぜ

歌麿(唐丸)

やりません。お引き取りくだせぇ

取りつく島もない。

仕方なく今日のところは退散することにした。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:色は疲れる

蔦重が長屋を振り返りつつ歩いていると、やさぐれた風情の男が声をかけてきた。

あんた捨吉の昔の色かなんかかい?

唐丸は捨吉と名乗っているらしい。

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男の客も取ると聞いて、いっちょ乗っかることにする。

蔦重

…へへ。まぁんなとこで。あのさ、あいつんとこよく来るお武家さんいんだろ。五十がらみの。あの人と捨吉はどういう関わりで?

世話する代わりに商いさせてんだろ。あいつ昔のこと覚えてねぇって言ってたから人別(戸籍)もねぇんだろうし。そうなりや、誰かにすがらなきゃ暮らしてけねぇだろうな

蔦重が思案しながら耕書堂に戻ってくると、次郎兵衛と松葉屋の親父が店先で何やら話し込んでいる。

二人ともなぜか悲壮感を漂わせ、やけに深刻そうだ。

二人を横目に見つつ、

蔦重

すいません。お任せしちまいまして。あの、何かあったんですか?

と店番を頼んであったふじに聞いてみる。

ふじ(蔦重の義理の母)

まぁさんの筆が止まっちまったんだってさ

蔦重

え?書けてねぇってことですか?

ふじ(蔦重の義理の母)

そっちの筆じゃねぇんだよ。下の筆!腎虚になっちまったんだよ!

腎虚とはこの場合、男性機能不全のことを指す。

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有名なところでは、かの小林一茶もひどく腎虚を恐れていたという記録がある。

松葉屋の親父

かわいそうに、もう、この世の終わりみたいな顔しちまってよ

と松葉屋。

なんでも喜三ニ、松の井の部屋で途方に暮れているという。

蔦重

そりや、まぁさんにとっちゃ上の筆どころじゃねぇですね

次郎兵衛が「息子さんのことだからねぇ」とつくづくと言う。

とにもかくにも医者が呼ばれ、蔦重に松葉屋、松の井が見守る中、喜三二、いや喜三二の息子が診立てを受ける。

蔦重

どうです?先生

不安そうな喜三二の代わりに蔦重が尋ねると、医者は「大事ないですよ」とニッコリした。

まぁ、少しお控えになれば戻りましょう

蔦重

ですって!よかったですねぇ、まあさん

朋誠堂 喜三二 (平沢)

.....けど敵機を変えても変えてもダメなんだよ。そんなことってあるかい?

喜三二は不安のあまり疑り深くなっているようだ。

蔦重

よくあることですよ。大事ないです。まだまだお若いし

朋誠堂 喜三二 (平沢)

俺、若い頃からずいぶん遊んで。そのぶん、人より早くダメになっちまうってなぁ

医者は笑って受け流し、

松葉屋の女将いね

…ああ、来た来た

と、女将のいねがじてきた薬を受け取った。

松葉屋の女将いね

薬、薬は飲んだんですよ!黄精も一粒金丹も!

薬はどちらも強壮剤で、ことに一粒金丹は弘前藩製造の、巷に知られた秘薬である。

松葉屋の女将いね

合わなかったんですよ。これは今、私が平沢様のご様子も見て、平沢様に合うように合わせた薬ですから

もしこれが効かなかったらと不安なのか、それとも医者の言葉を疑っているのか、あるいはその両方なのか、喜三二は渡された器の煎じ薬をなかなか飲もうとしない。

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蔦重

まぁさん。先生の薬は八十の爺さんでも元気にしちまったことがあんですよ!

朋誠堂 喜三二 (平沢)

......ホ、ホントか?

蔦重

先生を信じましょう

いかにも頼もしそうな顔で蔦重が言うと、喜三ニはやっとこさ煎じ薬をグイッと飲み干した。

これで、しばらくしたら効いてくると思いますから

医者が言い、松葉屋の指示で、松の井が喜三二を二階の部屋へ連れていく。

松葉屋の親父

先生、ありゃなんというお薬で

松葉屋が聞くと、医者は帰り支度をしながら「ただの眠り薬ですよ」とあっさり言った。

腎虚でないならただの色疲れ。休めば治るはずですよ。
ま、これで治らなきゃまことの腎虚。どーにもなりませんわなぁ!

蔦重もすっかり騙されてしまった。

まぁ病は気からと言うし、これで治れば御の字だ。

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松葉屋が医者を見送りに出ていき、部屋には蔦重といねが残った。

蔦重

やっぱり色って疲れるもんですよねぇ。男にしろ女にしろ

松葉屋の女将いね

だから男は腎になるし、女郎は早死にする、地獄商いって言われるんじゃないか

蔦重

そんなでも、好きでこの商いをする人っていたりします?根っからの好色とか、男が身を売るなら話はまったく違います?

松葉屋の女将いね

戯作かなんかのネタかい?

まさか唐丸捨吉のことだとは言えない。

蔦重

ま、そんなとこです。身体を売る暮らしが好きだってな人はいますかね

松葉屋の女将いね

いないとは言い切れないだろうけど…。たまーにいるのは、罰を受けたい子だね

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蔦重

罰を受けてぇ?

松葉屋の親父

自分のせいで色が死んだり親が死んだり。そういう子の中には自分は酷い目にあって当然だからこの稼業も好きだ、ありがたいって言い出すのはいたよ。自分なんか早く死んじまえばいいんだ、って言ってたね

蔦重

早く、死ねばいい…

蔦重は、唐丸と初めて出会った時のことを思い出した。

あの大火の中、唐丸は燃え盛る炎のほうへ自ら近づいていった。

そう、まるで死で何かを償おうとするかのようにー。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:あの日のこと

今夜の客はまともでなかった。

口に紙を詰められ、押さえつけられて息ができない。相手が苦しむのを見ながら行為に及ぶのが好きなようだ。

捨吉の目の裏で世界が赤く染まっていく。

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あの時の火事だ。

迫ってくる火から必死で逃げたが、とうとう炎につかまった。

捨吉はどこか幸せそうな顔になり、安堵したようにフッと意識を失った。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:これも、夢?

喜三二はふと目を覚ました。

煎じ薬を飲んだあと、ぐっすり眠り込んでしまったらしい。

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かたわらで添い寝をしていた松の井がぼんやり目を開けた。

松の井

おや、お目覚めで

と喜三ニを後ろから抱きしめ、労るように撫でてくれる。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

優しいねぇ、花魁

松の井

わっちは先生の楽しいお話が好きでありんす。上の筆も下の筆もお元気になっていただきとうありんす

朋誠堂 喜三二 (平沢)

花魁…

その時、下腹部に久しぶりの気配を感じた。

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バッと身を起こして確かめる。松の井も横から覗き込む。

なんと…眠り続けていた息子が目覚めている!

松の井

まぁ先生。まぁ!

朋誠堂 喜三二 (平沢)

どうだろう、まぁ!

幼子から少年へ、少年から青年へ…大きく成長していく息子を「スクスクと」「ご立派になられ」と二人は慈しむように見守っていたが、その視線がどんどん高くなり、あれよあれよという間に息子は父親の背を追い越してしまった。

松の井

きゃああああああ!

松の井の悲鳴を聞きつけ、松葉屋と医者、そして蔦重が部屋に飛び込んできた。

松葉屋の親父

なん、なんだいこりゃ

松葉屋が呆然として呟く。

三人の目に映っているのは、部屋の中で大暴れしているオロチ、のような喜三二の息子である。

蔦重

筆が、立ちすぎてる…

蔦重はごくりと唾を呑んだ。

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喜三二の顔は青ざめ、呼吸も浅い。

蔦重

まぁさん!まぁさん!しっかりして!まぁさん!

猛り狂うオロチがドーン!と部屋を破壊する。前が揺れて立っているのもやっとだ。

蔦重

先生、こりゃいってぇ!

蔦重は柱に摑まって医者に叫んだ。

この方の類まれなる好色の気がかような化け物を作ったとしか

蔦重

好色の気! なんとかならねぇんですか!

このままだと松葉屋はおろか、吉原が破壊されてしまうのではないか。

気の元を断ち切るしか手はないかと

部屋の戸口には、すでにいねがでっかい刀を手に立っている。

松葉屋の女将いね

私がやるよ。こりや殿方にやキツい仕事さ

覚悟を決め、キリリと顔を引き締める。

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事態を理解した喜三二は震え上がった。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

ちょいと、ちょいと待ってくれよ

松葉屋の親父

居続けは続けて良いですからね

松葉屋は涙ながらに喜三二を後ろから押さえ込んだ。

松の井

どうなろうとお世話はしんすから

と松の井

蔦重

これからは下の筆のぶんまで上の筆で

と蔦重二人も泣きながら喜三二の手足を押さえつける。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

おい、何言ってんだ!ふざけんじゃねぇ!

次の瞬間、精力衰えぬオロチ目がけ、いねが上段に構えた刀をエイヤッと振り下ろした。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

おい!やめろ。やめてくれ!.....やめてっぇぇぇぇぇぇ

喜三二は自分の絶叫で目を覚ました。

外はまだ暗く、蔦重も松葉屋も刀を持ったいねもいない。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

…よかったー。夢かぁ

見ると、松の井は隣ですやすやと眠っている。

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息子も目覚める気配はない。

オロチは困るが、この先一生寝たきりかもしれない息子が不憫で、不覚にも涙が出てきてしまった。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

…あーこれも夢だったりしねぇかな

喜三二は自分の呟いた言葉にハッとした。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

これも、夢?

そこでふと枕が目に入る。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

一夢枕で。夢から覚めても、また夢?

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:あの日

まともに説いを入れても無駄だと分かっているので、蔦重は

蔦重

おじゃま山~

と言いながらそろそろと戸を開けた。

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そのとたん、目の前の光景にギョッとする。

散らかった部屋の中で、捨吉が半裸の状態で倒れている。まさか、……!?

蔦重

おい!おいおい!

慌てて近寄り肩を揺すると、捨吉はうっすら日を開けた。

蔦重

お前これどうしたんだ。押し込みでも入ったのか?

ホッとして聞くと、捨吉は着物を羽織りながら、なんでもないように言った。

歌麿(唐丸)

…ああ、気を失っちまったんだと思います。荒いのが好きな客がいて

蔦重

お前まずいだろ、そんな客。一歩間違ったら

歌麿(唐丸)

平気ですよ。向こうも塩梅は心得てるし

そう言って立ち上がったが、相当酷くされたのか、足がふらついて少しよろけてしまう。

蔦重は覚悟を決め、唐丸の前垂れと矢立を取り出した。

蔦重

あのよ、この暮らしがいいってのは、早く死にてえからか?......あの火事の日もそう思ってて.......。俺はとんでもなくよけいなことをしたのか?

歌麿(唐丸)

聞いてどうすんです。そんなこと

蔦重

俺やお前がいなくなって、悔やんだのよ。いざとなりや、お前はどこの誰だかも分かんなくて。なんでもっとしつこく聞いとかなかったのかって。聞いときゃ、もっとできたこともあったんじゃねぇかって。…また、同じ過ちを繰り返すのは嫌なんだよ

嘘と瞞だらけの世の中で、蔦重の言葉はいつも本物だった。

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あれだけ邪険にしても、こうして諦めずに訪ねてくる。

今も変わらない蔦重が、捨吉には眩しかった。

歌麿(唐丸)

.....俺のおっかさんは夜鷹で

捨吉はこれまで隠してきた過去を、ほかの少年のことのように淡々と語りだした。

歌麿(唐丸)

俺は、おろそうとしたけど、どうやってもおりなかった、そんな赤子だったらしくて…
なんで生まれてきたんだ、食ってくのもやっとなのにって言われながら育った。まあ、周りにガキがいりや、たいていそんなもんだったから、おかしいとも思わなかったけど。で、そこいらじゃ
七つも過ぎたら客に売られるんだ

ある日、母親が見知らぬ男を連れてきた。

舐め回すように少年を見てくる。

ゾッとして逃げだそうとしたら、母親に打ち据えられ容赦なく客のほうに蹴りやられた。

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歌麿(唐丸)

いいかげんテメエの食い扶持くらい稼ぎやがれって。痛えしくせえし、さんざんだったけど、金を稼げばおっかさんの機嫌が良くてね

母親はその金で酒を飲み、少年の頭を撫で、「いい子だねぇ!お乳でも吸うかい?」とふざけて豊かな胸をギュッと顔に押し当ててくる。

柔らかくて、温かい。

愛情に飢えた少年は嫌がりながらも笑っていた。

歌麿(唐丸)

すぐに元に戻っちまうんだけどね。その日もヤスがテメェが稼いだ金でよその女を買ったって当たられて

ヤスというのは、唐丸が消えた日に水死体で見つかった、顔に向こう傷のある男だ。

歌麿(唐丸)

あいつはおっかさんのヒモでき。とにかくまあその日もぶたれて、ここにでけえたんこぶ作ってたんだ

たんこぶのできたおでこを井戸水で冷やしていると、すぐ近くに絵を描いている老人がいた。

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そっと近づいて絵を覗き込んでみる。

老人が描いていたのは、おどろおどろしい奇妙な生き物だ。

思わず「これ、何」と尋ねると、老人は顔を上げ、少年の顔を見て「

鳥山 石燕

お前・・・・・三つ目小僧か!

と叫んだ。

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おでこのたんこぶの真ん中が切れて、目のように見えたのだった。

歌麿(唐丸)

それが鳥山石燕先生だったんだ

鳥山石燕はあやかし絵(妖怪画)を得意とする狩野派の町絵師だ。

むろん蔦重も知っている。

石燕は、この辺りにはあやかしがたくさんいるから絵を描きにきたと言った。

鳥山 石燕

そこにいるだろ。お前見えないのか?

と少年に言い、お前も描いてみろと筆と紙を目で示す。

だが、描けと言われてもあやかしなぞ見えるわけがない。

歌麿(唐丸)

仕方ねぇから、先生の描いたもんをそのまんま真似して描いて。それがめっぽう楽しくて。見て写して、見て写して、俺や夢中になってって

絵に没頭している少年の姿に、石燕は原石のような輝きを感じたのだろう。

鳥山 石燕

三つ目。お前うちに来ねぇか

と言いだした。

鳥山 石燕

ちゃんと絵をやってみないか?

とさ。

唐丸

......行く。行く!

少年には、今の地獄を抜け出す切符を差し出されたように思えた。

そのうえ絵を教えてもらえるなんてー。

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だが、ごうつくばりの親が許すわけもなかった。

夜中にこっそり抜け出そうとしたら、案の定母親に見つかって殴る蹴るの暴行を受けた。

誰のおかげで、あんた誰のおかげでここまで生きてきたと思ってんだい。これからはあんたがあたいを食わす番だろ!

大きな徳利を振り上げ、息子をしたたかに打ちつける。

ヤスはそれを肴に、ずっと酒を飲んでいた。

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それからしばらくして、あの火事が起こった。

明和九年一めいわくねんの大火だ。

少年は火事で倒壊した家から命からがら這い出した。

その足を、瓦礫の下敷きになった母親に摑まれた。

唐丸

…おっかさん。おつかさん、人呼んでくるから、離して。離してって!

てめえだけ助かろうって肚だろ!あんたはどうしたって死なない、人の命を吸い取る、そういう子だからね。鬼の子だからね!.......そうはいくかってんだ!

人の子を喰い殺した鬼子母神はのちに悔い改めて神様になったが、実の子を骨まで喰い尽くそうとするこの母は、正真正銘本物の鬼だ。

燃えていた隣家の柱が倒れ、梁が落ちてくる。少年はとっさに身を屈めた。

唐丸

俺やこのままじゃおっかさんに…。

唐丸

おっかさん…ごめん!

力まかせに足を引き抜き、母親を残して炎の中を必死で逃げた。

ヤスが見ていたことには気づかなかった。

煙に巻かれ、逃げ惑う人たちに押されて気づいた時、少年は自分の居場所も分からぬまま、ぼうっと燃え盛る炎を見つめていた。

歌麿(唐丸)

俺はおっかさんを助けてとは言わなかった。それどころじゃなかったってのは言い訳で、逃げ出したかったんだ。けど、そのうちにテメェのやったことが怖くなって。もう、何もかもしまいにしたくなって。そもそも生まれてきたのが間違いだったんだって。そん時に…

炎の中に身を投じようとした少年の手を、グッと力強く摑んだ者がいたー。

蔦重

…吉原は俺にとっては夢みてえなとこだったよ

自分の前垂れと矢立に目を落とす。

過去を捨てて唐丸という名をもらい、蔦重の元で過ごした幸せな日々。

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ぶたれることも客を取らされることもなく、それどころか誰かに守ってもらい、気にかけてもらうなんて初めての経験だった。

歌麿(唐丸)

蔦重はひでえって言ってたけど。ここで唐丸として出直してえって。けど、世の中そんなに都合よくはいかなくてさ

突然ヤスが唐丸の前に現れ、あの日お前が何をやったか教えてやろうかと脅してきた。

お前は、おつかさんを見放したんだよ、と。

歌麿(唐丸)

今にして思えば、それを真だって言える人はいないじゃないかって話なんだけど、その時はもうただただ怯えちまって

相談すればきっと蔦重は助けようとしてくれただろう。

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けれどこれ以上、迷惑はかけられない。

あの朝、唐丸は眠っている蔦重に世話になった礼を言い、銭箱を担いでヤスが待っている川端に向かった。

もうしまいにするんだ。

銭箱に気を取られているヤスの下半身に頭から突っ込み、蹴り飛ばされながらも必死にしがみついて、そのまま共に川に落ちし。

歌麿(唐丸)

一緒に死ぬつもりだった。でも、どこまで悪運が強えのか…

唐丸は助かってしまった。

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鬼の母親から生まれた、人の命を吸い取る鬼の子だからなのか。

歌麿(唐丸)

俺を助けたいみてぇなこと言ったけど、助けちゃいけねぇんだよ、俺みてぇなゴミは。早いとこ、この世から消えちまったほうがいいんだ

蔦重

.....そうだな。俺やお前のこと、とても助けらんねぇわ

無意識に優しい言葉を期待していたのか、捨吉は一瞬、傷ついたような顔になりました。

蔦重

だって、お前、死にてえって言われてもよ、俺がお縄だしょ

…そういう理屈?拍子抜けして、つい笑ってしまう。

歌麿(唐丸)

そりゃそうだね

蔦重

けど、お前が生きてえってんなら、いくらでも手を貸すこたできんぞ

蔦重は真顔になって、捨吉をまっすぐ見つめた。

蔦重

俺は償いてえのに、こいつに無理やり生かされてんだって。ごうつくな本屋に見込まれて絵描かされんだって、その言い訳くれえには、なれる

その理屈はあまりにも…あまりにも捨吉の予想を超えていた。

歌麿(唐丸)

俺、人を

蔦重

まぁ、そうなんだろうけどよ。話聞いたって俺や、お前になんの怒りも湧かねぇんだわ。奴らにや悪いけど、お前が無事で良かったとしか思えねぇんだよ。ってことはよ、お前に石投げんのは別の奴の役目ってことだろ?俺の役目は助けるほう。それでよかねぇか?

蔦重が手を差し出す。捨吉はその手をじっと見つめた。

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あの日、蔦重は見も知らぬ少年の手をんで火事から救い出してくれた。

新しい世界を生きたいなら、今度は自分から差し出された手を握りしめる番だ。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:養子に!

駿河屋の階段を、蔦重がゴロンゴロンと転がり落ちてくる。

そのあとを、駿河屋の親父がしかめっ面で下りてきた。

駿河屋市右衛門(蔦重の義理の父)

あいつを養子なんて、なんでそんなこと俺がしなきゃなんねぇんだよ

蔦重はよろよろとその場に座り直した。

捨吉を生かすには、どうしても人別が必要だ。

蔦重

今日まで俺が生きてこられたのは親父様が拾ってくれたおかげです。どうか親父様の慈悲をあいつにもいただけねぇでしょうか

駿河屋市右衛門(蔦重の義理の父)

あんなワケあり戻せっかよ

蔦重

もう何もねえと思うんでさ。見かけもずいぶん変わってるし。そもそもみな死んだって思ってるから、あいつだとは誰も気づきゃしねぇだろうし

そこへ、内誰から出てきたふじが「ん」と蔦重に紙を差し出したそれを見た高重の顔がみるみる明るくなる。

蔦重

そうか、これでも

四郎兵衛でもらってきたさ

駿河屋もピンときたらしく、血相変えて残りの階段を下りてきた。

ダメだ!ダメだダメだお前ら、吉原になんかあったらどうすんだ!

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駿河屋の行く手を塞ぐように、ふじが階段にドン!と足を一歩踏み出した。

もの言いたげな目で駿河屋をジッと見上げる。

ふだん控えめなぶん、ここぞという時の迫力はハンパでない。

駿河屋市右衛門(蔦重の義理の父)

な、なんだ

ふじ(蔦重の義理の母)

重三郎はあの子をずつと待ってたんだよ。そんな大事な子なんだから、何があってもなんとかするんじゃないかね

蔦重の帯には、いつも矢立が挟んであった。

耕書堂の棚には、いつ持ち主が帰ってきてもいいように畳まれた前垂れ。

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それを手に取って物思いに耽る蔦重を見るたび、ふじは蔦重の唐丸への深い思いを感じたものだ。

駿河屋市右衛門(蔦重の義理の父)

…んなこと言ったってヨオ

ふじ(蔦重の義理の母)

分かるよ。あんたは大事に思ってるんだよね、重三郎も吉原も

むくれている駿河屋を優しくなだめつつ、こっそり「行きな」と蔦重に指で合図する。

蔦重はふじに手を合わせ、そっと駿河屋を出て一目散に駆けだした。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:義理の弟

蔦重が紙を手に耕書堂に戻ると、豊章が捨吉を連れ戻そうとしていた。

だから、こいつは俺のもんなんだって!

次郎兵衛(蔦重の義理の兄)

俺のもんって?

次郎兵衛が間に入って阻止しようとしている。

有名な吉原の本屋が捨吉のことを嗅ぎ回っているとどこかで聞きつけ、取り戻しにきたのだろう。

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俺がずっと世話してきた奴なんだよ!

豊章は鳥山石燕の門人で、その縁で捨吉と知り合ったようだが、ひどい兄弟子もいたものだ。

蔦重

けど、そいつは俺の義理の弟なんで!

言いながら蔦重は店の中に入っていった。

義弟?

次郎兵衛と豊章が声を揃える。

蔦重

ええ、『勇助』って言って。義兄さん覚えてねぇですか?
女郎の、死んじまった玉野の子で、ひと頃、駿河屋の養子にいた

次郎兵衛(蔦重の義理の兄)

…あぁぁ!いた!いた気がする!急にプイッていなくなった

蔦重

そう!絵がうまい奴でねぇ。豊章先生の絵を見て、俺やこれは『勇助』の絵じゃねぇかって思ったんでさ

よくそんな出まかせ

蔦重

出まかせじゃねぇですよ。ほら人別も

と、ふじが四郎兵衛会所でもらってきた人別の写しを豊章に見せる.

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そこには確かに、駿河屋の養子に「勇助」という名の男児が入っていた。

お前これホントなのか?

しかとは思い出せねぇんですけど、『勇助』って呼ばれると、なんだか懐かしい心持ちが

捨吉も蔦重たちの芝居に乗っかる。

蔦重

少しずつ思い出していこうな。勇助

蔦重は捨吉の肩に腕を回し、豊章に向き直った。

蔦重

今まで義弟がお世話になりましたようで。心より御礼申し上げ…

じゃあ、仕事くれ!昨夜の負けがてえへんなことになってんだ!

せっぱ詰まった顔で表の「作者求む」の張り紙を指さす豊章。

蔦重

え?書けんですか?

そこは俺に賭けてみようぜ

とことん博打好きのこの男。

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のちに耕書堂で本を書くことになる戯作者、志水燕十である。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:義兄弟

歌麿(唐丸)

さっそく迷惑かけちゃったね

蔦重と店番をしながら、前垂れをつけた捨吉がすまなそうに言う。

蔦重

何が。そもそも探してたのは物書きだったんだから。うまくいきゃ、飛んで火にいる夏の武上ってとこよ

歌麿(唐丸)

そうだったんだ。…あ、これ

と捨吉が人別の写しを出す。

歌麿(唐丸)

これホントに俺が持ってていいの?この人、戻ってきたら

蔦重

来ねぇよ。親父様に耐えきれなくて飛び出してったんだから。ま、これがありゃ、万が一、本行所が蒸し返しても別人ですって押し切れんだろ

捨吉は不思議そうに写しを見つめ、

歌麿(唐丸)

…俺、人別なんて初めてだ

と呟く。

蔦重

.....でよ、頭助として、歌麿ってなぁ、どうだ?

歌麿(唐丸)

え?

蔦重

お前の画号だよ。初めは歌丸ってのはどうだって思ったんだけど。丸じゃなくて『麿』ってすりゃあ、お公家さんの出だって噂が立つんじゃねぇかってよ

戸惑う捨吉に、蔦重は例によって生き生きと妄想を語りだした。

蔦重

噂ってのは一人歩きすんだろ? そしたら、いつの間にかお前は京のえれぇ絵師の落として具合んなって。そのうち「磨の子やないか」ってお公家さんがやってきて、ついにはお内裏に絵を描くことになりまして

歌麿(唐丸)

そんなにうまくいくわけあるかよ!

捨吉が笑う。

昔もそう言って笑った唐丸を思い出し、蔦重はいろんな感情が溢れて胸がいっぱいになった。

蔦重

…俺な、お前だけじゃなくて、誰も助けられなかったのよ。花魁も源内先生も。偉そうに助けるだのなんだの言ったけど、実のとこ、お前を助けることで救われんのは俺でさ…

こぼれそうになった涙を隠し、捨吉に向き直る。

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蔦重

歌麿。俺にあん時の約束守らせてほしい。俺やお前を当代一の絵師にしてえ。だから、俺のために生きてくれ

歌麿(唐丸)

…義弟が義兄さんの言うことに逆らうわけにやいきませんね!

捨吉歌麿もまた、涙をこらえて答える。

二人の顔に明るい笑みが咲いた。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:耕書堂を支える仲間

喜三二が腎と闘いながら書き上げた原稿は、それはそれは素晴らしい出来であった。

蔦重

すげえや。どうやってこんなふざけたこと思いついたんです?夢から覚めたら、それもまた夢だったって

蔦重は心底感嘆した。

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題して『見徳一炊夢』。

金持ちの息子が親の金を盗んで「夢」を買い、豪遊の旅に明け暮れる。

だが歳とって戻ってみると家は没落していた。

しかし、実はそれは、出前の蕎麦が届くまでの「一炊の夢」だったというお話だ。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

…まぁ、一言でいやあ。息子のおかげかね!

蔦重

息子さんの

よく分からないまま、

蔦重

あ、そう言えば息子さん、近頃お加減は

と尋ねる。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

それがよお、近頃めっきりやんちゃになっちまって。とんだ放蕩息子だよ

蔦重

そりゃ何よりで

駿河屋の前でそんな話をしていると、誰袖の花魁道中がやってきた。

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誰袖

んふ。次はウチだと聞きんして。どうぞ兄さんもご一緒…

みなまで聞かず、誰袖の魔の微笑からサッと逃げだす。

蔦重

んじゃ、まぁさん!次もよろしくお願いしまさ!

こうして蔦重は、耕書堂を支える仲間を着々と増やしていったのであった。

べらぼう18話のネタバレとあらすじを吹き出しで解説:あらすじ余談

明誠堂喜三三も、傑作「見徳一炊夢」を書きあげ、それが絵草紙番付で上位につけるなど、耕書堂の評判はどんどんあがっていきます。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

やっと書き上げることができたぞ~!

蔦重

素晴らしい!
耕書堂の評判もぐんぐんうなぎ上りだ!

【べらぼう18話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!5月4日放送(2025年大河) るるプレス

見徳一炊夢(みるがとくいっすいのゆめ)とは 
朋誠堂喜三二 天明元年(1781)
金持ちの息子の清太郎が親の金を盗んで「夢」を買い、栄華の旅に明け暮れますが、70歳になって戻ってみると家は没落していました。
…実はそれは、清太郎が出前を頼んで蕎麦が届くまでの「一炊の夢」だっというお話です。

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朋誠堂 喜三二 (平沢)

私の簡単なプロフィールはこちらだ!

朋誠堂喜三二は、1735年(享保20年)に秋田藩(現在の秋田県秋田市周辺)の藩士の子として生まれました。

14歳で平沢家に養子入りしており、本名は「平沢常富」(ひらさわつねとみ)と言います。

生涯を通じて江戸藩邸で暮らしました。

朋誠堂 喜三二 (平沢)

生粋の江戸っ子と呼んどくれ!

幼い頃から俳諧や漢学を学んで知識を身に付け、朋誠堂喜三二は江戸幕府や他藩との交渉などを行うようになりました。

このときに社交の場となったのが吉原でした。

蔦重

まいど!

以降、朋誠堂喜三二は吉原に通い詰め、遊里にまつわる見識や、通人(つうじん)としての心得を学んでいったのです。

べらぼう次回放送

次回のべらぼうネタバレ第19話はこちら

第17話 | 第19話

べらぼう | ネタバレ吹き出しあらすじトップペ

べらぼうのネタバレとあらすじ:一覧

2025年5月

2025年6月

べらぼう18話:筆者の見解

見返りさん

蔦重は唐丸が書いた絵にピーンと気づいていましたね~っ

人別とは、今でいうところの戸籍って意味も、勉強になりました。

夢から覚めてもまた夢

蔦重

まーさんが怖い夢見てくれたおかげで、良いアイディアも思いついてくれたぜ~

そしてそして

唐丸、そして歌麿の壮絶な過去の話は涙なしには見られませんでした…

歌麿(唐丸)

俺なんて生きてても意味なんかない…

蔦重

俺の役目は、お前をは助けることなんだ

そして親父さんをビビらすおかみさんもカッコよかったです~!

気になる次回のべらぼうはこちら!

大河ドラマ べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~ 蔦屋重三郎とその時代 (TJMOOK) [ 鈴木 俊幸 ]

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