NHK朝ドラ「あんぱん」
第62話 (2025年6月24日(火)放送)

あんぱん第62話あらすじを
分かりやすい吹き出しで読んでいくぜ!
朝ドラあんぱん第62話のネタバレ&あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!


【あんぱん第62話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:次郎の旅立ち
それから数日後のことだった。のぶの元に次郎の容態の急変を知らせる電報が届き、のぶは、次郎の母、節子と共に大急ぎで病院に駆けつけました。
略血が止まらず、血圧も下がっています
医師の言葉に、のぶは耳を疑いました。
目の前の次郎は、すでに昏睡状態です。

次郎さん…
のぶが次郎の手を強く握りしめると、次郎は薄く目を開きました。

.....のぶさん…母さん…
次郎は清え入るような声でつぶやくと、混濁する意識の中、のぶをじっと見つめました。
のぶは必死に微笑んでみせたが、握りしめていた次郎の手から徐々に力が抜けていくのが分かりました。
そして、沈黙が訪れました。
医師は次郎の胸に聴診器を当てると、ゆっくりと首を振ります。
泣き崩れる節子の隣で、のぶは呆然と立ち尽くしたのでした。
【あんぱん第62話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:初めての涙
次郎の初七日が過ぎ、のぶは釜次たちの前で、畳に手をついて頭を下げました。

次郎さんの葬儀では大変お世話になり、ありがとうございました。若松の義母も感謝しています

そんな他人行儀な挨拶はせんでえい!のぶ、これから、どうするがな
釜次は、やつれきったのぶの顔を心配そうに覗き込みます。

…なるべく早う、仕事を探したいと思うちょります

もういっぺん教師に戻るがか

…教師を続けることは、うちにはもうできません

ほいたら、仕事が見つかるまで、ここにもんてきたらどうぞね
くらが手を差し伸べようとしたが、羽多子は首を横に振ります。

お義母さんの気持ちはありがたいですけんど、のぶ、甘えたらいかんで。次郎さんのお母さんもおつらいでしょうき、あんたがしっかり支えてあげんと

はい。みんな、心配せんとって。うちにできる仕事があったら、何でもするつもりやき
気丈に答えるのぶの姿が痛々しく、釜次は涙を堪えるのに必死でした。
のぶが帰り支度をしていると、ちょうど郵便局から蘭子が帰ってきました。
やせ細り、まるで生気のないのぶに、蘭子はそっと近づきます。

お姉ちゃん…とにかく食べて眠る。こんな時、そうするしかないがやき。無理してでも食べるかで。お姉ちゃんが何も食べんで、一人でしょんぼりしよったら、次郎さん、悲しむき…
堪えていた次があふれ、のぶは、次郎が死んでから初めて泣きました。
せきを切ったように泣きじやくるのぶを、蘭子は黙って抱きしめたのでした。
【あんぱん第62話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:嵩の帰還
それから数日が経ったある日、柳井家の玄関で、しんが落ち葉を掃いていると、ボロボロに汚れた靴が視界に入りました。
顔を上げ、驚いたしんは大声で叫んだ。

…奥様!奥様あ!
慌てて奥から出てきた千代子は、目の前の光景に目を疑いました。
そこに立っていたのは嵩だったのです。

柳井佑長、ただいま帰還しました

…嵩さん…生きちょったがかえ…
千代子は目を潤ませて、嵩を抱きしめました。
懐かしいぬくもりに、帰国できた実感が嵩の中で少しずつこみ上げてきました。

伯母さん…千尋は?

千尋さんは…亡くなったぞね
嵩は驚きませんでした。
千尋はもういない。
ずっと前から、嵩にはそんな予感がしていたのでした。
【あんぱん第62話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:現実
汚れた軍服姿のまま、嵩は縁側に座りました。
ぼんやりとうつろな嵩を、千代子としんは静かに守っています。

戦いの場で飢えた時、夢に父さんが出てきたんです
嵩は清の手帳をポケットから出して、千代子に見せました。

千尋が小倉まで会いに来てくれて、僕にくれたんです。ずっと肌身離さず、持ち歩いてました

そう…嵩さんは、お父さんが守ってくれたがやね

…なんでだろう。父さん、僕よりずっと優秀な、千尋を守ってくれればよかったのに…生きて帰ってくるの、僕じゃなくて千尋ならよかったのに

嵩さん!そんなこと言うたら、お父さんや、寛伯父さんに叱られますよ!
千代子が声を震わせながら言うと、しんが、さめざめと泣き出しました。

…うちは、戻りたいがです…みんながおった、あの頃に。寛先生がお酒を召し上がって、奥様と嵩さんと千尋さんが笑いよった…あの頃に戻りたいがです
嵩の脳裏に、寛と千尋の笑い声が懐かしく響きました。
千尋がもういないという現実をどう受け止めたらいいのか、嵩には分からなかったのです。
【あんぱん第62話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:シーソー
翌日、満は空き地に行きました。
シーソーは、あの日のまま、何も変わらずそこにあります。
最後にもう一度、あのシーソーに乗りたいと言った千尋の言葉が、嵩の頭を何度もよぎります。
動かないシーソーを見つめながら、嵩はいつまでもその場に立ち尽くしたのでした。
【あんぱん第62話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:みんなが悲しんでいる
帰り道、商店街で朝田家の前を通りかかると、作業場から釜次が顔を出しました。

嵩くんやいか…もんてきちょったか!

…お久しぶりです

千尋くんは、残念じゃったねぇ…
釜次が悲しげに目を細め、高は頭を下げました。

…のぶちゃんは、お元気ですか

まあ、精一杯、気丈に振る舞いゆうけんど

何かあったんですか?

実は…次郎さんを亡くしてねや。教師も辞めて…気丈に振る舞いゆうがが不憫でねや
深いため息をつく金次に、嵩はかける言葉が見つかりませんでした。
皆が大切な人を亡くし、大切なものを失っている。
嵩は家までの道を歩きながら、何か自分にできることはないか問い続けました。
【あんぱん第62話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:
若松家の一室で、のぶはフィルムの現像に挑戦していました。
雨戸を閉めきり、隙間に新聞紙を挟んだ手作りの暗室で、のぶはフィルムをそっと現像液に浸しました。
そうして印画紙に焼き付けると、新婚の頃、次郎が撮ったのぶが次々と浮かび上がったのです。
のぶが料理をする姿や、洗濯物を干す姿。
ささやかな日常が何枚も切り取られていて、そこに写るのぶは、どれも大きな笑顔を見せていました。
一方、のぶが撮った次郎の写真は、ぼやけています。

ごめんなさい、次郎さん....うちが撮ったき、ピンボケやね
のぶはたくさんの写真に囲まれ、光の入らない暗室の中、一人で泣いたのでした。
【あんぱん第62話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:次回放送
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いえ~ぃ
放送後に記載していきまーす!