NHK朝ドラ「あんぱん」
第61話 (2025年6月23日(月)放送)

あんぱん第61話あらすじを
分かりやすい吹き出しで読んでいくぜ!
朝ドラあんぱん第61話のネタバレ&あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!


【あんぱん第61話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:育ち盛り?
昭和二十一(一九四六)年一月。終いの終わりから五か月が経ち、連合国軍総司令部(GHOl)の強い指示もあり、軍国主義教育からの転換が図られ、教科書の該当する部分の墨塗りが進められていました。
子どもたちは、教師の指示に従い、今まで使っていた教科書のほとんどを墨で塗りつぶしていったのでした。
教育の改革、過酷な食糧難、日本国民は敗戦国としての厳しい現実を目の当たりにしていました。
朝田家の夕食も質素なものです。
羽多子は野菜だけの汁を食卓に並べ、申し訳なさそうに詫びました。

これだけしかのうてすみません

やっと戦いが終わったのに、食べもんがないらあて
メイコが残念そうにぼやくと、蘭子は汁に手を伸ばし、淡々とつぶやいきました。

やっと戦いが終わってくれて、うちはうれしい。負けるがやったら、もっと早う終わらせてほしかった
半分ほど食べ終えたところで、くらが羽多子に尋ねます。

羽多子さん、次郎さんの具合はどうながで

海軍病院に入院しちょっても、薬が足りんき、満足な治療も受けれんみたいで

のぶ、学校休んで付き添うちゅうがやろ

はい…

学校も進駐軍が来て大変みたい。授業の科目や教える内容も、何もかも変えんといかんき、教師を辞める人多いがやと
蘭子の言葉に、メイコが驚いて顔を上げました。

えっ、そうなが?のぶ姉ちゃんは?

それはお姉ちゃんが決めることや
すると、黙っていた釜次が、ぽつりとつぶやいきました。

のぶは…愛国の鑑やき、大変やろうねや

とにかく、今はちっとでも長う、次郎さんのそばについておりたいがでしょう。お義父さん、まだありますき。ちっとですけんど、どうぞ
羽多子が鍋の底の汁をよそおうとすると、釜次は首を振りました。

わしはえいがじゃ。育ち盛りの娘らあにやっちゃれ

おじいちゃん、育ち盛りって、うち、もうお嫁に行く歳やき? ......男の人はどこっちゃあおらんけんど
メイコの言うとおり、戦いに行った多くの若者たちは、まだ日本に戻っていなかったのです。
【あんぱん第61話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:芋煮
よく晴れた冬の日、のぶは次郎が入院している病院の病室にいました。
次郎の肺結核はなかなか回復の兆しが見えず、一進一退が続いていました。
のぶは次郎のベッドのそばに行き、前日に作った煮物が入った弁当番を開けてみせました。

次郎さんの好きなお芋の煮っころがしです。どうぞ
すっかりやせ細った次郎だったが、弁当箱を見た瞬間、顔を輝かせ、箸で芋を取ると口に入れました。

うまい!よう芋が手に入ったね

闇市で買いました。盗まれんように用心しながら

え?

前に、お腹をすかせた子どもらあに盗られてしもうたがです。きっと、親を亡くした孤児らあです。そういう子どもらあが日本中におるがでしょうね…

うん…

あ、もっと召し上がってください
次郎は二つ目の芋を頬張ると、幸せそうに微笑みました。
のぶには、次郎に話していないことがありました。
のぶは白湯を次郎に渡すと、決心して口を開きます。

次郎さん…今まで黙っちょってすみません。うち、教師を辞めたがです
次郎は特段驚いた様子もなく、申し訳なさそうに下を向きます。

やっぱりそうか。そんな気がしよったがよ…すまん、僕のせいで

次郎さんのせいではありません。うちは、子どもらあに間違うたことを教えてきました。日本は必ず勝ちますと…男の子には、立派な兵隊さんになって御国のために頑張りなさいと…軍事教練や勤労奉仕で授業どころではのうなって、日に日に元気がのうなっていったのに…子どもらあになんと謝ったらえいがか、言葉が見つかりませんでした
のぶは、終戦後の最初の登校日に教壇に立った時のことを思い出していました。
のぶは、子どもたちを前に、今まで教えていたことがすべて間違っていたことを謝ったのです。
まっすぐに自分を見つめる子どもたちの眼差しが、今も脳裏に焼き付いて離れません。

…あの子らあの澄んだ目を見たら、何ちゃあ言えんなってしもうて…その時、うちはもう、教壇に立つ資格はないと思うたがです

君らしいねえ
次郎はふっと優しく笑います。

政治家らあは「一億総懺悔」らあて言うけんど、間違いを認めて謝った日本人がどればあおるか。「どうせ負けると分かっていた」と今になって、したり顔で言う連中もおる。僕も船の上から戦況を見て、この戦争は悲惨なものになると思うちょった。けんど、何もできんかった。大きな波に抗う勇気がなかったがや、その波に、のまれてしもうた

…うちは、子どもらあまで巻き添えにしてしまいました。
【あんぱん第61話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:これからの話と速記

やっと終わったがやき、これからの話をせんかえ

あ、ごめんなさい…次郎さん、いつか話してくれましたね。戦争が終わったら、包んな国の人らあの写真を撮りたいと

うん…でも、今はもっと、大事な夢ができた
そう言うと、次郎は日記のノートに速記で何かを書き始めました。
猛烈な速さで短い鉛筆を走らせる次郎の手元に、のぶの目は釘付けになります。

何ですか、その記号のようなもの

何やと思う?

字でもないし、絵でもない…不思議な模様のような…なんて書いちゅうがですか?
そこへ、看護婦が病室に入ってきました。
若松さん、検査の時間です
炎郎はゆっくりとベッドから下り、のぶを振り返ります。

今度教えちゃうき

はい…
のぶはもう一度ノートに目を落とし、暗号のようにも見える不思議な記号の羅列に首を傾げたのでした。
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いえ~ぃ
放送後に記載していきまーす!