NHK朝ドラ「あんぱん」
第52話 （2025年6月10日(火)放送）
屋村(パン食人)あんぱん第52話あらすじを
分かりやすい吹き出しで読んでいくぜ！
朝ドラあんぱん第52話のネタバレ＆あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します！
【あんぱん第52話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：帽子
その夕、嵩、康太、加畑、目黒の初年兵四人組は、馬場に呼び出されました。
馬場と、隣にいる古兵の甲田は二人とも帽子をかぶっていません。
馬場は神妙な面持ちで切り出しました。
こいつの戦闘帽が、誰かに盗まれた。今からお前らの荷物を点検する
馬場は高の寝台へ向かうと、帽子を取り出しました。
ここは誰の寝台だ
嵩(たかし)じ、自分であります
お前が盗んだのか！
嵩(たかし)違います！
嵩が動揺していると、馬場に続いて甲田も声を張り上げました。
思くも、天皇陛下から貸与いただいた戦闘帽であるぞ！
馬場は嵩を思いきり殴りました。
体のバランスを失い、よろけたところをさらに甲田が殴りつけます。
嵩が床に倒れ込むと、そこへ八木が入ってきました。
何事だ
こいつが戦闘帽を盗んで隠しておりました！
嵩が否定しようとすると、八木は嵩の胸ぐらをつかんで引き起こしました。
…面を貸せ
八木にすごまれ、嵩の体は恐怖で硬直しました。
何もかも諦めるしかなくなった嵩は、力なく八木のあとをついていったのでした。
【あんぱん第52話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：靴磨きの罰
八木は兵舎の裏まで歩くと、足を止め、嵩のほうを振り返ります。
お前は戦地まで持たないかもしれんな
嵩(たかし)…どういう意味でありますか？上等兵殿
絶望して、便所か裏庭で首をつる、ってことだ。そういう新兵を何人も見てきた。「軍人勅諭」は？
嵩(たかし)はい！懸命に覚えておりますが、何しろ長くて…
朝までに暗記しとけ
嵩(たかし)…は、はい！
八木は、嵩に靴磨きを命じ、その場を立ち去りました。
大量の軍靴が嵩の前に運ばれ、嵩は地面にひざをついて靴磨きを始めました。
心を無にして靴を磨いていると、靴音が近くに聞こえてきました。
【あんぱん第52話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：健ちゃんとの再会
健太郎こら！そこの新兵、たるんどるぞ！立て！
嵩(たかし)申し訳ありませんっ！
嵩が慌てて立ち上がると、目の前に立っていたのは軍服姿の健太郎でした。
嵩(たかし)健ちゃん！
健太郎貴様、何だと？
健太郎は眉ひとつ動かさず、嵩を睨みつけました。
その表情にかつての明るい面影はなく、まるで別人のようです。
嵩(たかし)…ど、どうしたんだよ…健ちゃんでしょ？なんとか言ってくれよ
嵩はたまらず、図案科の歌を小声で口ずさみます。
嵩(たかし)ワッサワッサ……
しかめ面を貫いていた健太郎だったが、こらえきれず一緒に歌い出しました。
氷のような表情がゆるみ、かつての人懐っこい健太郎が顔を出します。
健太郎…なんで柳井くんがここにおるとよ？
嵩(たかし)高知で入隊して、すぐ小倉に転属になったんだ
健太郎俺は半年前ん入隊して、今んところは炊事班やりよぉとって
嵩(たかし)じゃ、あれ、やっぱり健ちゃんだったんだ
嵩は到着したての時に、廊下で健太郎らしき人とすれ違ったことを思い出し、納得しました。
健太郎炊事班はやばかよー。毎日三時んたたき起こされて、夜も遅くまで炊事場はまるで戦ったい
嵩(たかし)…俺は毎日殴られてばっかりだよ
健太郎軍隊は頑張らん奴には死ぬよりつらかよ。頑張れば、それなりによかとこばい。おっと、いかん。戻らんと俺もブン殴られるけんね、また会お
すっかりたくましくなった健太郎を見送り、嵩は気を取り直して靴磨きに戻りました。
健太郎との思いがけない再会で、心が折れそうだった嵩は少し救われた気がしたのでした。
【あんぱん第52話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：班長
それから三か月が経ち、嵩は班長の当番に任命されました。
なんでも八木の口添えといううわさで、劣等生の嵩がなぜ班長の当番になったのか、古兵たちは首を傾げました。
そんなある日、中隊長が内務班の廊下にふらりと現れた。その場にいた全員が凍りつき、一斉に敬礼をしました。
硬くならんでよい。そのまま、そのまま
中隊長は銃架に立ててある銃を手に取り、手入れが行き届いていることを確認すると、馬場に歩み寄ります。
おい、『軍人勅諭』の五か条を言ってみろ
はい、ええ…ひ、ひとつ軍人は忠義を重んじるを本分とす、すべし…
馬場が答えに詰まっていると、中隊長は嵩のほうに向き直ります。
なんだ、古参兵がいかんなあ。おい新兵、お前はどうだ？
嵩(たかし)はい！ひとつ、軍人は忠節を盡すを本分とすべし！ひとつ、軍人は礼儀を正しくすべし！ひとつ、軍人は武勇を尚ぶべし！ひとつ、軍人は信義を重んずべし！ひとつ、軍人は質素を旨とすべし！であります！
うむ、大いによろしい！なんだ、俺よりうまいじゃないか
一同が笑いに包まれ、嵩はほっと安堵しました。
中隊長は満足げにうなずくと、手を後ろで組んだまま、その場から歩み去っていきました。
【あんぱん第52話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：試験
数日後、嵩は食室に呼び出されました。
部屋に入ると、神野の前で目黒が直立しています。
目黒と嵩、二人そろったことを確認すると、神野は切り出しました。
柳井、中隊長殿から、お前に幹部候補生試験を受けさせろと格別のご指名がありました。
嵩が固まっていると、神野は苛立ちまじりに怒鳴ります。
返事は！
嵩(たかし)は、はい！
目黒も受験を希望しておる
神野は机に置いてある「陸軍幹部候補生試験問題集」を二人に差し出しました。
問題集だ。二人ともしっかり勉強せい！中隊の名誉に関わるからな
嵩(たかし)はい！ありがとうございます
考える余地も与えられぬまま、嵩は試験を受けることになったのでした。
【あんぱん第52話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：受かるしか道はない
それ以降、嵩と目黒は一切の当番や使役を免除されました。
自習する場所も与えられ、嵩たちは朝から晩まで勉強に集中させられました。
消灯ラッパの音が鳴り、嵩は八木の前に立って一礼しました。
嵩(たかし)おかげさまで、使役を免除していただき、勉強に集中しております
中隊長の期待に応えられなかったら、どうなると思う？
嵩(たかし)えっ…
これで落ちたら、古兵たちから何倍も仕返しされるな。試験は三日後か
嵩(たかし)はぁ…覚えることが多くて、時間がいくらあっても足りません
引くも地獄だ。お前には受かるしか道はないな
八木はそう言うと、背を向けて眠りにつきました。
【あんぱん第52話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：次回放送
次回のあんぱんネタバレ第53話はこちら
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あんぱん第52話：筆者の見解
屋村(パン食人)いえ～ぃ
放送後に記載していきまーす！
