NHK朝ドラ「あんぱん」
第50話 （2025年6月6日(金)放送）
屋村(パン食人)あんぱん第50話あらすじを
分かりやすい吹き出しで読んでいくぜ！
朝ドラあんぱん第50話のネタバレ＆あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します！
【あんぱん第50話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：生きて帰ってきなさい
日が替わり、蕎の出征の日がやってきました。
免与商店街に町の人々が集まり、『武運長久』『祝出征・柳井嵩君」の際を立てています。
激励の言葉が飛び交う中、強ばった表情で歩く嵩を、千代子は泣きそうな表情で見つめていました。
そんな千代子の元に、婦人会の民江が歩み寄ります。
お気持ちは分かりますけんど、そんな顔をしたらいけません。嵩さんの晴れの日ながですき。笑顔で胸を張って。「立派に御奉公してきなさい」と声をかけてあげてください。もう会えんなるかもしれませんき。最後に未練が残らんように、ご親族として立派に送り出しちゃってくださいね
少し遅れて、人垣の中からのぶが顔を出しました。
学校の仕事を早退し、全速力でここまで駆けてきたのぶは、嵩と千代子の姿を見て胸が苦しくなりました。
民江に連れられ、千代子は嵩の前に出ました。
寛の遺影を持った千代子を見て、嵩の顔が歪みます。
民江に促され、千代子は震える声を絞り出しました。
千代子(嵩の義母)側国のために立派に…
柳井 登美子(嵩の母)嵩！死んじゃダメよ！
千代子の声をかき消し、商店街の奥から声が響き渡ります。
一同が振り返ると、立っていたのは登美子でした。
言葉を失っている嵩に、登美子は真っすぐ歩み寄ります。
柳井 登美子(嵩の母)いいこと？絶対に帰ってきなさい。逃げ回っていいから。卑怯だと思われてもいい。何をしてもいいから...生きて、生きて帰ってきなさい
ざわつく人々を押しのけ、民江が声を張り上げます。
あなた、それでも帝国軍人の母親ですか！？ 母親なら母親らしゅう、息子さんを立派に送り出すのが務めではございませんか！
立ちはだかろうとする民江をどかし、登美子は嵩の肩をつかみます。
柳井 登美子(嵩の母)…死んじゃダメよ…生きるのよ
嵩(たかし)母さん…
登美子の手が嵩の頬に触れた瞬間、登美子は嵩から引き離されました。
おい！お前は反戦主義者か？とんでもない女だ
非国民め！これ以上ごたくを並べるなら連行する！
憲兵たちが登美子を力ずくで抑えつけると、人垣からのぶが飛び出しました。
のぶ待ってください！
のぶは登美子を全身でかばい、憲兵を見上げました。
のぶ御国を思う気持ちは皆同じです…けんど、生きてもんてきてほしいと願うのは、母親なら当然やと思います
何だ、この娘もか！？
のぶあなたのお母様も…ここにおるお母さんらあも、みんな同じ気持ちゃと思います！
…これ以上、何か言ったらお前も連行するぞ！
憲兵が鋭い眼光でのぶを睨みつけ、ただならぬ緊張感が商店街に張り詰めました。
のぶは覚悟を決めて、高に向かって力の限り叫びます。
のぶ嵩、必ずもんてこい！お母さんのために、生きてもんてこい！死んだら承知せんき！
のぶの声が響き、商店街は静寂に包まれました。
そして沈黙を切り裂くように、憲兵が声を上げました。
非国民どもめ。連行する！
憲兵たちが、登美子とのぶを拘束しようと二人の腕をつかんだその時、嵩が前へ進み出ました。
嵩(たかし)…憲兵殿！
皆の視線が集中する中、嵩は憲兵に敬礼をしました。
嵩(たかし)母が取り乱して失礼いたしました！立派に、御奉公して参ります！ ......行って参ります！
憲兵たちがのぶと登美子から渋々手を放し、人々から安堵のため息がもれました。
嵩は、のぶの目を見て微笑みました。
その瞬間、あの分厚い隔たりがとけたような気がしました。
のぶの目は、幼い頃から変わらない、真っすぐ前だけを見据えるきれいな瞳です。
言葉では言い尽くせない思いを呑み込み、嵩は駅までの道を歩いたのでした。
【あんぱん第50話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：コンタとの再会
高知連隊に招集された嵩は、緊張の面持ちで中本部の部屋をノックしました。
部屋に入り、准尉と軍曹に敬礼すると、その前に立つ二等兵の顔を見て高はハッと息を呑みました。
それは、小学校の頃、いつも嵩の弁当を奪いに来ていた康太であったのです。
嵩(たかし)あれ…コンタくん
どうした？
軍曹に睨まれ、嵩はビシッと姿勢を正しました。
嵩と康太は直立不動の姿勢を保ちながら、横目でお互いの存在を確認しました。
わが連際から二十名を小倉の部隊に転属させることとなった。当中隊からは柳井、今野の二名。出発は明後日九時
嵩(たかし)…はぁ、小倉ですか
お前、さっきから何だ、そのたるんだ態度は！高知連隊の恥さらしになる。足を開け、眼鏡を取れ、歯を食いしばれ！
返事をする間もなく、嵩の頬に平手打ちが飛んできました。
嵩は必死にこらえながら、これから始まる厳しい訓練を想像し、途方もない気持ちになったのでした。
【あんぱん第50話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：健ちゃん？
小倉連際に配置替えとなった高と康太は、神野班長に引率され、連隊内の施設の見学をしました。
最後尾を歩きながら、嵩が康太に小声で耳打ちをします。
嵩(たかし)コンタくんが一緒だから、心強いよ…
俺もやき…
その時、廊下の向かいから数人の兵際がやってきて、神野班長に敬礼をしました。
すれ違いざまに、嵩は知った顔を見た気がして足を止めました。
嵩(たかし)あれ、健ちゃん…？
健太郎に似ていた気がしたが、一瞬のことで確認はできなかったのです。
嵩(たかし)…まさかな
きっと幻でも見たのだと思い、再び歩みを進めようとすると、康太も神野班長もすでに視界から消えていました。
辺りをキョロキョロと見回していると、一人の上官が嵩の元にゆっくりとづいてきました。
【あんぱん第50話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：八木との出会い
八木です。
その威厳のある佇まいから、ひと目で具者ではないと分かり、嵩は後ずさりをしました。
…お前、何者だ
嵩(たかし)あ、あの、僕は、もとい！自分は、本日付けで高知連隊から転属いたしました、陸軍二等兵、柳井筒です。もとい！であります！
姿勢を正せ！
八木の声は一瞬でその場を制圧する力がありました。
嵩はヘビに睨まれたカエルのようになり、その場に硬直しました。
気のたるんでおる奴が一番にいく。気を引き締めろ！
嵩(たかし)はっ、はい！
嵩は眼鏡を外し、目をつぶって殴られる準備をしました。
しかし、数秒待っても鉄拳は飛んできません。
恐る恐る目を開けると、目の前に八木の姿はありませんでした。
振り向くと、遥か先を歩み去っていく八木の後ろ姿が見えました。
コツコツと一定のリズムで刻まれる八木の足音が離れていき、嵩は自分がしばらく息を止めていたことに気がついたのでした。
【あんぱん第50話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：次回放送
次回のあんぱんネタバレ第51話はこちら
【あんぱん51話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説！6月9日放送(2025年朝ドラ)
【あんぱん】ネタバレとあらすじ(吹き出し)一覧
第１０週 生きろ
46話 6/2(月) ヤムおんちゃんの過去
47話 6/3(火) 次郎の一時帰宅
48話 6/4(水) 次郎の出発
49話 6/5(木) 母親だから分かる
50話 6/6(金) 小倉への転属
第１１週 軍隊は大きらい、だけど
51話 6/9(月)
52話 6/10(火)
53話 6/11(水)
54話 6/12(木)
55話 6/13(金)
あんぱん第50話：筆者の見解
屋村(パン食人)いえ～ぃ
放送後に記載していきまーす！
