NHK朝ドラ「あんぱん」
第42話 （2025年5月27日(火)放送）
屋村(パン食人)あんぱん第42話あらすじを
分かりやすい吹き出しで読んでいくぜ！
朝ドラあんぱん第42話のネタバレ＆あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します！
【あんぱん第42話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：後悔
日が傾き始めている空き地で、嵩は一人シーソーに座っていました。
東京から高知にやってきたあの日から、寛との思い出はありすぎるほどありました。
寛は、心を閉ざしていた子どもの自分に、この世界は温かい場所だと教えてくれました。
そして絵を描くことを肯定し、自分の人生を生きることを何よりも尊重してくれた人です。
嵩は、受験の合格発表の時、隣で喜びを爆発させた寛の笑顔を思い出していました。
寛との思い出が浮かんでは消え、嵩はうつろな目でそのひとつひとつを反しました。
涙が枯れるほど泣き、もう体の中には一滴の水分も残っていないようでした。
呆然と足元を見ていると、突然、嵩の前にあんぱんが差し出されました。
ふと顔を上げると、隣にのぶが座っています。
のぶこれ、ヤムおんちゃんから…
嵩はあんぱんを受け取り、泣きはらした顔でひと口食べました。
嵩(たかし)......もっと早く帰ってくれば、伯父さんに会えたんだ…でも間に合わなかった。どうしても、絵を描きあげなきゃって
のぶ絵？
嵩(たかし)卒業制作の絵…それを描きあげないと伯父さんに会えないと思った。僕のわがまま聞いて、学校行かせてくれたの、伯父さんだから…
だけど最期なのに、会えなかったんだ
嵩の瞼に、再び涙がこみ上げます。
嵩(たかし)…これまで、育ててもらったお礼も、何も、伝えられなかった
のぶ.....嵩の気持ち、寛先生はきっと分かってくれちゅう…
会えんなっても、きっと分かってくれちゅう。
寛先生は誰より、嵩のこと分かってくれちょったき
嵩(たかし)僕は.....最後の最後まで、ダメな息子だった。あの家に来た時から、ずっと変な意地張って…伯父さんのこと、一度もお父さんって呼べなかった。もう会えないんだよな
嵩は戻でかすんだ空を見上げました。
言葉にするほど、後悔ばかりが押し寄せてきます。
【あんぱん第42話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：お父さん
嵩(たかし)…お父さん、ごめんなさい…
のぶ寛先生、きっと喜んじゅうで...嵩がやっと、お父さんって呼んでくれたって…きっとあの優しい目で笑いゆうやろ…
寛の優しい笑顔を思い出し、のぶの目からも涙があふれます。
嵩(たかし)…のぶちゃん、ありがとう
のぶ何言いゆうがで..うちは嵩の一番古い友達やき
のぶが精一杯明るく言うと、嵩は決意を込めた表情で、のぶに向き直りました。
嵩(たかし).....のぶちゃん、ずっとのぶちゃんに伝えたいことがあったんだ。僕は…
のぶ何？
嵩(たかし).....やっぱりいいや。のぶちゃんの言うとおり…のぶちゃんは、僕の一番古い友達だから......こ、これからもよろしく
のぶこちらこそ…
腑に落ちない表情ののぶから目を逸らし、嵩は残りのあんぱんにかぶりつきました。
嵩(たかし)おいしい......こんな時でも、おいしいんだな、ヤムさんのあんぱん、ほんとにおいしいよ
悲しみで押しつぶされそうな心を、あんぱんの甘みが優しく包み込みます。
『人生は喜ばせごっこや』
という寛の言葉が、嵩の頭の中でいつまでもこだましました。
【あんぱん第42話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：お前が持ってて
寛の初七日が済み、嵩は東京へ戻ることになりました。
カバンを手に家を出ようとすると、千尋が追いかけてきました。
千尋(嵩の弟)兄貴、のぶさんのことやけんど…
嵩(たかし)もういいんだ。そっちも卒業する
千尋(嵩の弟)え？
嵩(たかし)…気持ち伝えようと思ってたけど、いざ面と向かったら、やっぱり言えなくてさ
千尋(嵩の弟)……ま、今さら伝えてもねや
嵩(たかし)ん？
嵩が首を傾げると、千尋は咳払いをしてごまかした。
千尋(嵩の弟)いや…これ、兄貴が持っちょき
千尋が差し出した紙袋の中には、嵩がのぶに渡そうとしていたハンドバッグが入っています。
千尋(嵩の弟)東京で彼女ができたら、渡せばえいやんか
嵩(たかし).....千尋が持っとけ。お前のほうが早く彼女できそうだし
嵩は紙袋を千尋に押しつけ、駅までの道を歩き出しました。
嵩は朝田パンの前で立ち止まり、店番をしているメイコに頭を下げました。
嵩(たかし)メイコちゃん、色々ありがとう。皆さんによろしく伝えてください
【あんぱん第42話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：対面
その時、向こうから次郎が現れました。
次郎の姿に気がついたメイコは、オロオロと狼狽しました。
メイコ(のぶの妹)あ！次郎さん、いらっしゃい…あの、今日は？
若松 次郎次の航海が決まったので、のぶさんに祝言の日取りをお伝えに来ました
その言葉に嵩の目が大きく開きます。
メイコ(のぶの妹)あっ、あの、姉は二階におりますき、どうぞ
メイコが慌てて案内しようとすると、次郎が嵩に目線をやります。
若松 次郎こちら、パン屋のお客さんじゃ？
メイコ(のぶの妹)…のぶ姉ちゃんの幼なじみの柳井嵩さんです
若松 次郎どうも。初めまして
次郎がにこやかに会釈をすると、嵩はうわずった声で挨拶を返します。
嵩(たかし)は、初めまして…幼なじみです…さっき祝言とか？
もしかして、結婚するんですか？のぶさんと…
若松 次郎はい
嵩(たかし)そ、それは…おめでとうございます
嵩は動揺を悟られないよう、必死でその場を取り繕いました。
と、その時、のぶが奥から出てきました。
のぶ次郎さん、いらっしゃい…あ、嵩、もう東京帰るが？
嵩(たかし)…うん
嵩は顔を上げ、精一杯の笑顔を作ります。
嵩(たかし)のぶちゃん…お幸せに
その笑顔のいびつさに、のぶは何かを感じ取りました。
初めて嵩の本当の気持ちに触れた気がして、のぶはどんな顔をしたらいいのか分からなくなったのです。
嵩は踵を返し、春一番が吹く商店街を歩きました。
遠ざかるのぶと次郎に、振り返って手を振ることはできませんでした。
【あんぱん第42話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：絶望の隣は絶望二丁目？
下を向いたまま駅までの道を歩いていると、自転車で屋村が追いかけてきました。
屋村は自転車から降りて、嵩の隣に並びます。
お前も色々大変だったな
嵩(たかし)ヤムさん…先日は、あんぱんごちそうさまでした
屋村(パン食人)しけた顔だな
打ちのめされた表情の嵩を見て、屋村はため息をつきます。
屋村(パン食人)そうか、もう聞いたか？チビが結婚すること。また線路に行くか？おい
嵩(たかし)行きませんよ！大丈夫です。絶望の隣は、希望ですから
高は自分に言い聞かせるように、力強く答えました。
嵩(たかし)伯父さんの言葉を僕は居じて、生きていきます
屋村(パン食人)本当の絶望はこんなもんじゃないよ…
嵩(たかし)…ヤムさん？
屋村(パン食人)それでも人生は続く。歩き続けてみろ
嵩(たかし)はい…
屋村(パン食人)絶望の隣は…絶望二丁目かもな
嵩(たかし)…やめてくださいよ！
つまずきそうになった嵩を見て、屋村はケラケラと笑いました。
そんな屋村につられて、嵩も久しぶりに少し笑いました。
【あんぱん第42話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説：次回放送
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第９週 絶望の隣は希望
あんぱん第42話：筆者の見解
屋村(パン食人)いえ～ぃ
放送後に記載していきまーす！
