NHK朝ドラ「あんぱん」
第127話 (2025年9月23日(火)放送)

あんぱん第127話あらすじを
分かりやすい吹き出しで読んでいくぜ!
朝ドラあんぱん第127話のネタバレ&あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!
あんぱん全話を吹き出し形式で読みやすくご紹介しています!


【あんぱん第127話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:ばいきんまん誕生
一週間後、高知旅行から戻ったのぶは旅行で撮った写真を現像に出した。
写真屋から帰ってきたのぶは、仕事部屋にこもっている嵩に元気よく声をかけた。

今、写真屋さんでこじゃんとうれしい話を聞いたが!お孫さんが毎晩、あの絵本を読んでくれって言うんですって。やっぱり子どもには、アンパンマンの精神がちゃんと伝わっちゅうがよー

お孫さんっていくつ?

三つやって

…これまで、僕の描くものは子ども向けだって言われると、バカにされてる気がしたけど…間違ってた。小さい子どもは何の先入観もなく、欲得もなく、どんな権威も関係ない。純粋無垢な魂を持った批評家だよ。だから、こっちも真剣に創らないと
嵩は改めて机に向かい、絵の続きを描きながらつぶやいた。

ミュージカルやった時に、何か足りないと思ったんだ。悪役だよ

悪役なら出てたけど

もつとチャーミングな、愛すべき悪役キャラクター
のぶが絵を覗き込むと、そこにはハエのようなキャラクターが描かれていた。

どう思う?正直に言っていいよ

かわいくないけんど、そこがえい
のぶにキャラクターの名前を聞かれて、嵩は少し考えたのち、ばいきんまんと答えた。
バイキンをモチーフにしたそのキャラクターは、ケント紙の上でヤンチャに動き出した。
【あんぱん第127話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:嘘っぱち
昭和五十三 (一九七八)年、夏。
キューリオの児童館で読み聞かせを終えたのぶは、嵩と蘭子と休憩室で休んでいた。
八木は三人に淹れたてのコーヒーを配り、椅子にかけた。

ばいきんまん、子どもたちに人気だな
コーヒーをひと口飲んだ蘭子も、嵩に問いかけた。

私も興味あるんです。どうしてあのキャラクターが生まれたんですか。アンパンマンは相手が死なないように戦ってませんか?
蘭子の話を聞きながら、のぶもうなずく。

ばいきんまんも「アンパンマン覚悟しろ。最後だ、とどめ!」とかかっていくけど、アンパンマンが死ぬことはないわね?

どっちも、わざと外してるんだ。
僕はそれが健康な社会だと思うから。
人間の体の中にもいい菌とバイキンがあって、バランスが取れている。
バイキンが絶滅すると人間も絶滅する。
絶えず指抗して戦ってるのが、健康な世の中だから

…みんなが同じものを見て、同じような発想をする世の中は危険や…そんなの嘘っぱちや、って蘭子にも言われたきね
のぶがつぶやくと、八木がふと顔を上げた。

嘘っぱち?

私は、周りに流されて、その色に染まってしまったことがあるんです
少しの沈黙ののち、蘭子は背筋を伸ばして嵩に向き直った。

そんな時代に戻らないように、描き続けてください
嵩は照れ臭そうに笑いながら、仕事の続きがあると言ってのぶと共に部屋をあとにした。
【あんぱん第127話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:八木の決心
二人が帰ったあと、八木はじっと床を見つめながら思い悩んでいた。
以前から、八木は蘭子から戦争体験の取材を頼まれていたが、どうしても話す気になれず断り続けていた。
しかし、嵩ものぶも蘭子も、三十年以上前の戦争を自分のこととして考えている。
このままだと自分は卑怯者になってしまうのではないか。
八木は、自分が蓋をしていた過去と向き合ってみようと、蘭子の取材を引き受けることを決意した。
【あんぱん第127話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:震える記憶
夜、社員が帰ったキューリオの社長室で八木は蘭子と向き合って座っていた。
蘭子は筆記用具を手に、早速取材を始めた。

よろしくお願いします。お話を伺う前に。八木さんは金鶏動章をもらったことがあると、ある人から聞きました。私は信じられなくて

…本当だよ。兵隊の勲章なんて、どれだけ敵を殺めたかで決まるもんだ
八木はソファに座り直し、最初の従軍体験をゆっくりと語り出した。

俺たちの小隊は、敵の待ち伏せを食らって包囲されてしまった。
次々に倒れる上官、仲間たち…俺はうずくまって震えていた…
『俺たちこのままじゃ死んじまう、そんなの嫌だ!』
戦友の泣き声が聞こえた。
そいつもやられた…俺は機銃を取って撃ちまくった。
やがて、夜が訪れる。今度は敵が夜襲を仕掛けてきた。
飛び掛かってきた敵と組み打ちになった…
俺は、銃剣で敵を刺した。面と面とをつき合わせて、そいつの鼓動がだんだん間遠くなり、消えていくのがはっきり聞こえた
八木は膝の上の拳をぐっと握りしめた。

…その死体を土のう代わりにして、朝を待った。その時、死体のポケットから財布が落ちた。
そこには、写真が…刺し殺した敵兵の…妻と子の写真が…
それ以上、言葉を続けられず、八木は押し黙った。
背筋から寒気がせり上がり、固く握りしめていた両手はカタカタと震え出した。
四十年前の記憶が生々しい感情としてよみがえり、息が苦しくなっていく。
蘭子は震える八木の手を両手で包み込み、何も言わず抱きしめた。
八木は、蘭子の胸の中で声を押し殺して泣いた。
【あんぱん第127話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:次回放送
次回のあんぱんネタバレ第128話はこちら

【あんぱん】ネタバレとあらすじ(吹き出し)一覧
第26週 最終週! 愛と勇気だけが友達さ

第26週 愛と勇気だけが友達さ
126話 9/22(月) 一番の幸せは
127話 9/23(火) 震える記憶
128話 9/24(水) 生まれてきた意味
129話 9/25(木) 指輪
130話 9/26(金) 嵩はうちのアンパンマン
あんぱん第127話:筆者の見解

いえ~ぃ
放送後に記載していきまーす!