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【あんぱん116話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!9月8日放送(2025年朝ドラ)

【あんぱん116話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!9月8日放送(2025年朝ドラ)
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NHK朝ドラ「あんぱん」
第116話 (2025年9月8日(月)放送)

屋村(パン食人)

あんぱん第116話あらすじを
分かりやすい吹き出しで読んでいくぜ!

朝ドラあんぱん第116話のネタバレ&あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!

あんぱん全話を吹き出し形式で読みやすくご紹介しています!

あんぱんネタバレあらすじ吹き出しるるプレス

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目次

【あんぱん第116話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:カッコ悪いヒーロー

のぶが仕事部屋に入ると、嵩は背中を丸めて机にかじりついていた。

お盆に載せたロールパンのサンドイッチとスープを置くと、ほぼ完成している『アンパンマン』の物語が日に入った。

のぶ

私、やっぱりこのおんちゃんが好き。何でかは自分でも分からんけんど

嵩(たかし)

アンパンマンは、空腹の人にパンを届けるため、戦場の空を飛び回るんだ。
敵も味方も関係ない。
お腹が空いてる人に、ひたすら、パンを届ける。
でも、国境を越えた所で、戦争をしている連中に敵と間違われて、撃ち落とされてしまうんだ

のぶ

えっ!

嵩(たかし)

大丈夫。決して死にはしないから。世界中のお腹の空いた子どもたちのためにアンパンマンは今も飛び続けてる

のぶはホッと胸を撫で下ろした。

空を飛ぶ太ったおじさんは、お世辞にもカッコいいとは言えない風体である。

のぶは、そこがたまらなく好きだった。

【あんぱん第116話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:安らぐ場所

そんな中、アニメ映画『千夜一夜物語』の仕事は佳境を迎えていた。

嵩は手嶌の仕事部屋で、キャラクターデザインに取り組んでいた。

壁には「手嶌プロに朝はない」という貼り紙が貼られていて、手嶌はひっきりなしに電話でスタッフに指示を出している。

手嶌は仕事に関しては一切の妥協を許さない、超がつくほどの完璧主義だった。

そんな手嶌に食らいつくように、嵩は必死になって自分の仕事に没頭した。

その日も嵩は泊まり込みで作業をし、早朝になって帰宅した。

のぶが玄関を開けると、目の下に濃いクマをつくった嵩と、その後ろから手嶌がひょっこりと顔を出した。

のぶが驚いていると、手嶌はぺこりと頭を下げ、のぶにお茶を点ててほしいとお願いした。

朝の爽やかな光が差し込む茶室で、のぶは薄茶を点て、行儀よく正座している嵩と手嶌に差し出した。

手嶌は目を瞑ってお茶を飲み、柔らかいため息をついた。

......ここは、なんだか気持ちが安らいで…またお邪魔したいと柳井さんにお願いしたんです

のぶ

それは、光栄です。映画は順調ですか?

ええ、何とか。映画は、見た人の人生観が変わるほど、とびきり面白いものであるべきなんです。僕は戦意高揚のための映画なんて、もう二度と見たくない

のぶ

…軍国主義教育の映画ですね

子どもの頃、学校の講堂で、そんなものばかり見せられて、うんざりしていました

のぶ

手嶌さんは、終戦の時は、まだ学生さんでしたか?

はい。学徒動員で大阪の飛行機工場にいました

のぶ

…大阪も大きな空襲がありましたね

あの日、工場の監視塔で見張りをしていたら、突然、空襲警報のサイレンが…逃げる間もなくそのまま塔にいたら、いきなり雲の間からB29の編隊が現れ、ぐんぐん近づいてきました。
その時の恐ろしさといったら…

眼鏡越しの手嶌の目の色に繋りが差している。

手嶌は一瞬、言葉を呑み込み、重い口を開いた。

…僕は、火の中を命からがら逃げました。逃げながら遺体をたくさん見ました。みんな黒焦げで…空一面がどす黒く燃えていて、世界の終わりのようで…

朝の茶室に、重たい沈黙が流れる。

のぶは手嶌の目を見て、心から語りかけた。

のぶ

手嶌さん…二度とそんな時代が来ないように祈りを込めて、とびきり面白い映画を作ってくださいね

そのために柳井さんの力を借りました。生き生きとしたキャラクターが次から次へと浮かぶので、感心しました

手嶌が誇らしげに微笑み、嵩は照れ臭そうに頭をかいた。

【あんぱん第116話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:自分も傷つく覚悟

その日、羽多子が有馬温泉に旅行に出かけていたため、のぶと嵩は久しぶりに二人きりで夕食をとっていた。

おかずに箸を伸ばしながら、のぶは朝の茶室でのやり取りを思い返していた。

のぶ

…同じやったね。手嶌さんも、嵩さんも。
戦争の経験が、今になってキャラクターを生むことに繋がっちゅうがや。
嵩さんのアンパンマンも、手さんの鉄腕アトムみたいに世の中に知ってもらえたらえいね

嵩(たかし)

いやいやいや、向こうは国民的なヒーローで、こっちはあんぱん配るだけの太ったおじさんだよ

のぶ

人助けをする強い気持ちは、どんなヒーローにも負けてないき

嵩(たかし)

アンパンマンの味方は、のぶちゃんだけかも

のぶ

でも、えいことをしゅうのに、なんで撃ち落とされてしまうが

嵩(たかし)

それは…正義を行うなら、自分も傷つくことを覚悟しなきゃいけない。僕はそう思うんだ

嵩の言葉を聞いて、のぶはやっぱりアンパンマンが好きだと思った。

いつの日か、飛べ、アンパンマン。

のぶは、おじさんアンパンマンがこちらに向かって飛んでくる姿を、胸の中で描いた。

【あんぱん第116話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:やないたかし監督の映画が見たい

昭和四十四(一九六九)年六月。

嵩が美術監督を務めた映画『千夜一夜物語』は、ついに公開初日を迎えた。

映画はたちまち話題となり、予想を超える大ヒットとなった。

大仕事を終えて安堵していた頃、嵩は手嶌の仕事部屋に呼び出された。

手嶌の机の上には描き終えた新作の漫画が置かれている。

嵩(たかし)

もう新作に取りかかってるんですね

ええ。とにかく時間が足りなくて。お呼びたてして申し訳ないです。

嵩(たかし)

いえ、頑張ってください。楽しみにしてます

どうやら世間はそうは思ってないようで

手嶌は自嘲気味に笑い、ズレた眼鏡の端を手の甲で上げた。

ご存じのとおり、時代は劇画ブームです。僕は今や古い人間だと言われている

嵩(たかし)

そんなことないですよ。『手嶌治虫』は、漫画家たちの憧れの存在なんですから、そんなこと言わないでください

かつて僕に憧れた漫画家たちが、今や僕を追い越そうとしている。
皮肉なものですね。
だからこそ、今回の映画のヒットには救われました。
柳井さんにはいくら感謝しても足りません

嵩(たかし)

とんでもない!

あなたのキャラクターを生み出す能力は、これまで見たどの漫画家たちよりも秀でています。あなたの特性です。それで本題なんですが、柳井さん、映画を作ってみませんか

嵩(たかし)

え?もう作ったじゃないですか

あなたが脚本を書いて、あなたが監督をする、あなたの映画です。制作費は僕が出します。今回の映画の大ヒットへの、ささやかなお礼です

嵩(たかし)

えっ…いや、それ、全然ささやかじゃないでしょ!?

誰よりも僕が、やないたかし監督の映画を観たいんです

手嶌は、どこまでも義理堅い人だった。

と同時に、決して嘘をつかない人である。

雲の上の存在である手嶌がこうして嵩の能力を認めてくれたことは、嵩にとって大きな自信となった。

【あんぱん第116話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:次回放送

次回のあんぱんネタバレ第117話はこちら

第115話 | 第117話

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【あんぱん】ネタバレとあらすじ(吹き出し)一覧

第24週 あんぱんまん誕生

あんぱん第116話:筆者の見解

屋村(パン食人)

映画まで手がけちまうなんて、すげーやつだなぁ!

正義と行うということは、自分も傷つく覚悟を持たなければならない、ということ。

深い言葉でした…!

嵩の言葉は、いつもとても深みがありますよね

\気になる次回のあんぱんはこちら/



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