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【あんぱん124話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!9月18日放送(2025年朝ドラ)

【あんぱん124話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説!9月18日放送(2025年朝ドラ)
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NHK朝ドラ「あんぱん」
第124話 (2025年9月18日(木)放送)

屋村(パン食人)

あんぱん第124話あらすじを
分かりやすい吹き出しで読んでいくぜ!

朝ドラあんぱん第124話のネタバレ&あらすじを読みやすい吹き出し形式で記載します!

あんぱん全話を吹き出し形式で読みやすくご紹介しています!

あんぱんネタバレあらすじ吹き出しるるプレス

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目次

【あんぱん第124話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:眠れない夜

その夜、嵩は仕事部屋の窓から何も語らない夜空をぼんやりと眺めていた。

のぶはそっとドアを開け、嵩の隣に腰かけた。

のぶ

…眠れんが?

嵩(たかし)

のぶちゃんも?

のぶが小さくうなずくと、嵩はつぶやいた。

嵩(たかし)

......ごめん…岩男くんのこと、今まで言えなくて

のぶ

ううん…嵩さんはずっと、心の奥に閉じ込めてきたがやね

嵩(たかし)

のぶちゃん、あれから彼と何話したの

のぶ

『あんぱんまん』の絵本を渡したくて。和明さんにどういても読んでほしかったがよ。もし、『あんぱんまん』を読んで、和明さんと坊やが笑顔になってくれたら…嵩さんがあの本を書いた意味があると思って

嵩は少し微笑んで、うなずいた。

夜の静寂が二人を包み込む。嵩は、まだ眠れそうになかった。

【あんぱん第124話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:ミュージカルの稽古

その頃、ミュージカルの準備は着々と進められていた。

のぶとメイコに加えて、NHKを定年退職して時間を持て余していた健太郎も制作チームに入り、それぞれが手探りの中、初演に向けて走していた。

ある日、のぶたちが稽古場でいつものように準備に勤しんでいると、アンパンマン役の海述ヒラメが、稽古着にマント、ブーツ、黄色い手袋をはめた姿で現れた。

ヒラメは大きく体を動かしながら、張りのある声を出した。

おなかのすいた人が ぼくを呼んでいるパンパパ、生まれたばかりだけどぼくはいかなくちゃ

ヒラメさんの芸人さんならではの瞬発力を生かして、生まれたばかりの躍動感をもっと出していきましょう

演出家のマノがヒラメの芝居を見ながら指示を出すと、ちょうどそこへ嵩が現れた。

嵩(たかし)

お疲れ様。
ちょっとね、アンパンマンの登場シーンについて話しておきたくて。
ヒーロー誕生のシーンだから、こだわりたいんだ。
まずこの物語を描くにあたり、僕の頭に浮かんだのは…

多忙な嵩が稽古場に来られる時間は限られている。

のぶは、嵩が話す内容を取りこぼさないよう、速記でメモを取り始めた。

嵩(たかし)

この物語を描くにあたり、思い浮かんだのは井伏鱒二、太宰治の世界観。アンパンマンの登場シーンに関しては映画『フランケンシュタイン』で怪物が登場するシーン、ああいうイメージで登場してほしい

のぶのメモ帳に、流れるような速記文字が躍る。

マノは腕を組みながら、熱心に嵩の言葉に耳を傾けた。

【あんぱん第124話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:ヤムおんちゃん力を貸して

あっという間に三か月が経ち、ミュージカル初演の日にちが迫っていた。

音楽、美術、衣装、演出、皆が試行錯誤を繰り返しながら、『怪傑アンパンマン』の準備はいよいよ佳境を迎えている。

しかし、肝心のチケットの売れ行きは芳しくない状況だった。

このままだと空席だらけで大赤字になることは間違いない。

どうにかチケットを売る方法はないかと、のぶが思案していたとき、ある考えがよぎった。

初演を二日後に控えた深夜、のぶは蘭子と一緒にある場所に向かった。

行き先は、屋村が働くパン工場だった。

早朝、空が白々と明け始めた頃、休憩でパン工場の控室に出てきた屋村は、のぶと蘭子の姿を見て跳び上がった。

屋村(パン食人)

おおおっ!何しに来やがった

のぶ

ヤムおんちゃんにお願いがあります。力を貸してください!

のぶと蘭子が頭を下げると、その内容を聞く前に屋村はプイッと背を向けた。

屋村(パン食人)

断る

のぶ

まだなんちゃあ…

屋村(パン食人)

どうせあれだろ?「嵩さんのために、あんぱん焼いてください」だろ

のぶ

......ど、どういていきなり正解を言ゆうがよ!

屋村(パン食人)

お前らいっつもそればっかりじゃねえか!

一向に取り合おうとしない屋村に蘭子が食い下がる。

蘭子(のぶの妹)

ヤムおんちゃん、お願い。もしあんぱん焼いてくれたら…お礼はたっぷりはずみます

屋村(パン食人)

おいチビ2号。この俺がカネに転ぶ男に見えるか?

無言でじっと見返してくるのぶと蘭子に、屋村はたまらず突っ込んだ。

屋村(パン食人)

そんなことありませんぐらい言えよ!......で?何があんだ?またパン食い競走でもやんのか

のぶ

明日、嵩さんの『怪傑アンパンマン』のミュージカルが開演になるがです。あんぱんで公演を盛り上げ…

屋村(パン食人)

怪物アンパンマン?

のぶ

怪傑じゃ!

屋村(パン食人)

自分の顔食われてニコニコ笑ってるパンの化け物だろ?怪物じゃねえか

のぶ

…ちゃんと読んでくれちゅうがやね

のぶと蘭子が微笑むと、屋村は面白くなさそうな表情で吐き捨てた。

屋村(パン食人)

あいつはなんで顔食わせんだ?

のぶ

嵩さんはお腹を空かせた人らあを救いたいがよ

屋村(パン食人)

オバケだろ!自分の顔食べさせて、帰りは顔がないのに飛ぶんだよな?首から上のない生命体なんて化け物だろうが

のぶ

顔がなくなってもパン作りのおんちゃんが、また顔を焼いてくれるがやき!ヤムおんちゃんはメルヘンの世界が分かっちゃあせん!おんちゃんは妖精ながよ!

屋村(パン食人)

あんぱんの化け物とおやじの妖精?どうかしてるぞ?

のぶと屋村の言い争いは、収まる気配がなかった。

どちらにせよこの工場であんぱんを焼くことは不可能だと言い捨て、屋村はのぶと蘭子を追い払った。

もう少し粘りたかったが、なんにせよあと一日しかない。

のぶは他の手を考えるために、急いで家に戻った。

のぶは茶道教室に通ってくる子どもたちやキューリオの児童館にいる小学生たちにチラシを配り、メイコや蘭子、羽多子も喫茶店や駅前でチラシ配りに走した。

それぞれが出来る限り手を尽くしたつもりではあったが、初演当日、開演間近になっても客席は十席ほどしか埋まっていなかった。

控え室でたくやが頭を抱えていると、嵩が申し訳なさそうな表情で詫びた。

嵩(たかし)

ごめんね、たくちゃん

僕こそ…柳井さんがすごく大切にしてる物語を大コケさせてしまいそうです

準備をするスタッフたちも、心なしか元気がない。

どんよりと暗い空気が漂う控え室で、嵩は深呼吸をして、みんなの顔を見回した。

嵩(たかし)

みんな、ちょっといいかな?

一同が静まり返り、嵩の言葉を待った。

嵩(たかし)

困ったり苦しい時こそ、人が喜ぶことをやろう。というのが、僕の座右の銘なんだ…今思いついたばっかりの座右の銘だけど

のぶが思わずクスッと笑い、たくややスタッフたちの顔にも笑顔が浮かんだ。

嵩(たかし)

十人のお客さんを精一杯喜ばせよう!

嵩の言葉を聞いて、健太郎が威勢よく立ち上がった。

健太郎

みんな!お客さんよりこっちん数んほうが多かばってん、元気出していくばい!まだまだ初日ったい!こっから尻上がりでいけばよかよ!

さっきまで沈んでいたスタッフたちの目に生気が戻り、控え室に活気がみなぎった。

開演時間が近づき、のぶが客席に行くと、茶道教室の弟子である星子がぺこりと頭を下げた。

のぶ

星子さん、すみません。席を埋めるために来てくれたのね

いえ、私はあの…本当にアンパンマンが大好きで。『怪傑アンパンマン』も、それから絵本も読んで毎回泣いたり笑ったり。純粋に、このミュージカルが見たくて来たんです。私はアンパンマンがもっと多くの人に愛されるって借じてます。本気です

星子の真っすぐな言葉に、のぶは胸が熱くなった。

見えていないだけで、アンパンマンをじている人はもっといるのかもしれない。

のぶは小さな希望を胸に灯して、受付をしている蘭子の元へと急いだ。

そこへ、引率の女性に連れられて、小さな子どもたちが五人入ってきた。

女性はのぶに歩み寄り、笑顔で挨拶した。

この子たち、みんな、アンパンマンおばちゃんのお芝居が観たいって。まだ座れますか?

のぶ

もちろんです。座り放題です

え?でも…

女性が劇場の外に目をやり、のぶと蘭子もその視線の先を追った。

すると、そこには大人に連れられた子どもたちが大行列を作っていて、のぶはあんぐりと口を開けた。

おばちゃーん!

のぶが読み聞かせをしていた子どもたちが、笑顔で手を振っている。

のぶは手を振り返しながら、感邀で涙が出そうになった。

蘭子(のぶの妹)

お姉ちゃんの努力、無駄やなかったがやね

蘭子はのぶの肩に手を置いてつぶやくと、急いで受付の業務に戻った。

舞台袖から客席を覗き見た筒は、その目を疑った。

さっきまで十人しかいなかった客席は、大勢の子どもたちでほとんど満席になっている。

嵩(たかし)

なんで?.....こんなにお客さん、入ってるよ…どうしよう

嵩は、喜びと緊張で高鳴る胸を手で押さえながら客席へと向かった。

のぶは満員の観客席を眺めながら、アッと声を上げた。

そこには『あんぱんまん』の絵本を抱えた田川親子の姿があった。

【あんぱん第124話】ネタバレとあらすじを吹き出しで解説:おい、チビ

開演を知らせるブザーが鳴ると、客席からスケッチブックを持ったヤルセ役の古川マモルが元気な声を出して登場した。

皆さん!こんにちは!

マモルの挨拶に応えて、客席から「こんにちは!」と子どもたちの大きな声が響く。

僕、ヤルセ・ナカス。僕の漫画、見たことある?

客席から始まる演出に、会場の子どもたちは大いに盛り上がっている。

嵩は、観客席の最後列で、その様子を緊張しながら見守った。

舞台上にもくもくと煙が吹き出し、黒いシルエットが浮かび上がる。

ぼくはアンパンマン。ぼくは生きているパン、ひもじい人を助けるためにこの世に生まれたアンパンマンだ!

腰を抜かすジャムおじさんの目の前で、ライトの光がアンパンマンを照らし出す。

それッいくぞ

アンパンマンはポーズをとり、「ヒラリ」と言いながら飛ぼうとするが、うまくいかず、あたふたとした動きになる。

その姿を見て、子どもたちがドッと笑い出す。

のぶは、客席の片隅から、次郎のカメラで子どもたちの笑顔を撮った。

ファインダー越しに客席を見回すと、ニコニコと楽しそうに笑う田川親子の姿が視界に入り、のぶは夢中でシャッターを切った。

いよいよ物語はクライマックスになり、戦争のシーンが始まった。

ドカーンという音が鳴り響く中、舞台の中央に停むアンパンマンがセリフを語り出す。

いま世界中におなかのすいたひとがいっぱいいる。やせおとろえて死んでいく子どもたちがいる。さあ、子どもたち、食べてくれ、おなかいっぱい食べなさい

そこへ、役者陣とコーラスガールたちが加わり、『怪傑アンパンマン』のテーマを歌い出した。

客席で舞台を観ていた羽多子は、思わず二度見した。

舞台の隅っこで、メイコがしれっとコーラスガールとして参加しているのだ。

アンパンマンアンパンマン

子どもたちも歌に加わり、舞台の魔法とも思えるような不思議な一体感が生まれた。

会場は大きな拍手に包まれ、ミュージカルは大成功のうちに幕を閉じた。

終演後、明るくなった客席は、ミュージカルの余韻で熱気が渦巻いている。

舞台衣装のまま客席に下りてきたメイコを、刃多子は見つめた。

朝田 羽多子(のぶの母)

あんたなんで歌いよったがで?

メイコ(のぶの妹)

コーラスの一人が欠席しちょったき…とにかく、色々あったがよ

達成感に満ちた顔でメイコが笑うと、背後から聞き覚えのある声がした。

屋村(パン食人)

おい、チビ!

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屋村(パン食人)

いえ~ぃ
放送後に記載していきまーす!



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